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人を、神を、むすぶ  ―古文書が示す再興―

ビジネス

福岡県柳川市にある田脇日吉神社。創建830年、鎌倉時代から続く神社の宮司を務める梅崎由美子さん(57)。
神社の長女として生まれ、他の家庭との生活の違いから、神社が嫌いになった時期もあった。しかし、社殿の建て替えを機に、36年間の小学校の教員生活を退職、本格的に神職の道へ。その理由は、神社に代々残る古文書との出会いだった。今まで、火事以外は持ち出すことを禁じられていた古文書。社殿の建て替えで日の目を見たそこには、神事のやり方から地域の人々との交流まで、様々な記録が残されていた。心身を清めて災厄を祓い、無病息災を祈る「茅の輪くぐり」や子供の健やかな成長を願う「七五三」等も田脇日吉神社・独自のやり方が古文書に書かれており、柳川古文書館の協力を得て解読し、父や祖父の代では行われていなかった神事の復刻を目指す。
息子達も仕事を持ちながら、神職を勉強し手伝いはじめた。地域の人々と共に神社の再興を目指す、梅崎さんの日常に密着する。
(製作:RKB毎日放送 / 鴻上 佳彦)

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