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福岡発!スーパー業界の革命児トライアル!妥協のない食のプロ集団に迫る!

日用品に食料品、家具に車まで…圧倒的な品揃えと価格が支持され、連日大賑わい。年間売り上げ6000億円に迫る福岡生まれの巨大企業「トライアル」は、まだまだ進化の途中にある。トライアルが巻き起こす食の革命、小売り流通業界に一石を投じる取り組みを追った!

惣菜に妥協なし!食のプロ集団!

確かな味と品揃え、そして安くてボリューミーなトライアルの惣菜全てを統括するグループ会社が「明治屋」だ。
プロ仕様の調理器具を揃える心臓部「テストキッチン」。調理用白衣を着たほぼ全員が、和食・フレンチ・中華など各ジャンルの有名店で腕を磨いた一流の料理人だ。毎日のようにここを訪れ、新メニューの開発や既存メニューの改良を行う。
月に1度、社長の“承認会”が開かれる。明治屋の大塚長務社長はもともと料理人とあって、なかなかOKが出ない。おいしいのは当たり前で、スーパーの惣菜開発において重要なのは、“思わず買いたくなる”“手に取りたくなる”見た目のインパクトだという。「料理人のポテンシャルを引き出したい」と大塚社長。
トライアルの惣菜はスーパーの枠にとどまらない。

福岡の温泉郷で“ビュッフェ旅館”

2021年、トライアル初・ビュッフェ自慢の旅館「虎の湯」が福岡県宮若市に誕生した。スーパー事業の仕入れ力を生かした鮮魚や九州産黒毛和牛A4ランクなど高級食材を使い、プロの料理人が考案したメニューがずらりと並ぶ。朝食ビュッフェも大人気でリピーター続出だ。

トライアルは、食を柱にした事業で可能性を広げている。

トライアルの“街づくり”と“次世代型スマートストア”

さらなる一手として2022年、同じく宮若市に地産地消型の農家レストラン「グロッサリア脇田店」をオープンさせた。廃校になった小学校の体育館をリノベーションした店舗だという。実はトライアル、宮若市と連携し、廃校となった小中学校跡で新たな街づくりプロジェクトを進めているのだ。
グロッサリア横に同時オープンした「トライアルGO脇田店inみやわかの郷」では、トライアルの専売特許“IT”を駆使した様々な取り組みが。
その1つ“次世代型スマートショッピングカート”は、従来に比べて軽量化され操作性が高まり、商品が入れやすい設計に。商品のスキャン漏れを自動検知する最新機能も搭載している。
売り場には世界初の試みも!天井に設置されたカメラが商品の消費期限や減り具合を撮影し、AIが分析。電子値札と連動し、最適なタイミングで自動的に値下げするという世界初のシステムを開発した。これにより業務効率が改善され、大幅な人員削減に成功。食品ロスの削減も期待されている。

大手メーカー×トライアル!

さらにトライアルは大手メーカーとがっちり手を組み、新たなイノベーションをもたらす。
その開発拠点が、こちらも小学校をリノベーションした「MUSUBU AI」。サントリーやカルビー、日本ハムといった取引先企業がサテライトオフィスとして活用している。社外の様々な企業が集まるため、横の繋がりや連携がとれるという。

最後に、マーケティング部の野田大輔部長に話を聞いた。
「小売りの本質はやはり商品。お客様が欲しい商品があること。それをメーカーと一緒に考えることができる」「ずっと続けていく。これからどんどん、もっともっと小売りを変えていきたいと賛同いただける企業とともに進めていきたい」

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この記事を書いたひと

軽部明香里

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アナウンサー、ナレーター、タレント、記者、そしてライター。東北で生まれ育ち、東京経由で九州へ。大好きな福岡と東京を拠点に活動中。またの名は、訛りすぎるアナウンサー・酒田倉子。時々出身地の山形弁を話す。<br>所属:<a href="https://litomon.jp" target="_blank" style="text-decoration: underline;">リトルモンスターエンターテインメント</a>