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西九州新幹線で福岡からも近くなった諫早で名物「諫早うなぎ」を堪能

ラジオ
北部九州・山口災害情報パートナーシップを結ぶコミュニティFM各局とRKBによるコラボ番組『ローカる!』。地域密着のコミュニティFM局のパーソナリティにとっておきの街ネタを紹介してもらう。10月は西九州新幹線開業で盛り上がっている長崎県諫早市をエフエム諫早の太田陽さんと巡っている。23日の放送では諫早名物「諫早うなぎ」を堪能した。(報告:ディレクター荒木風花)  

“諫早名物の王”として君臨する「諫早うなぎ」

諫早名物といえば、小長井のカキ、諫早おこし、伊木力みかん…とさまざま。だが、それら名物の王として君臨している存在が「諫早うなぎ」だ。諫早駅から歩いて10分のところにある「魚荘」で本格的な諫早うなぎを食べることができる。料理長の今泉真也さんに諫早うなぎについて聞いた。
今泉さん:諫早うなぎの一番の特長は「うなぎを入れている器」です。これは楽焼という焼き物なので、諫早では「楽焼うなぎ」と表現することも多いです。焼いたうなぎを楽焼の器に入れて温めることで、ふっくらした柔らかい身をいただくことができます。楽焼の器は中にお湯が入れられるような二重構造になっているので、それで蒸してふっくら仕上がるんです。
そもそも、なぜ、諫早はうなぎが名物になったのだろうか?
今泉さん:諫早の中心部を流れる本明川で、昔はうなぎが取れていたため、諫早にうなぎ屋さんが多くなったと言われています。楽焼を使って提供するというスタイルは全国的に見ると珍しいのですが、いつからそのようにしていたかは分かっていません。ただ、楽焼の珍しさから全国に知れ渡るようになりました。
諫早うなぎを広めるために、料亭同士が手を取り合い、振興会も出来たのだそう。
今泉さん:うなぎ料理振興会というものがありまして、諫早うなぎを提供するお店が集まって、夏にはうなぎ供養や本明川でのうなぎの放流体験などをしています。これからも諫早うなぎを全国に広めたいと思います。
こだわりが溢れた諫早うなぎ、料理長オススメの食べ方があるという。
今泉さん:うな膳には楽焼のうなぎのほかに、たれも別でついているのですが、楽焼の中に入っているたれの方が、うなぎの脂も染み出ていて美味しいので、たれまで味わってほしいと思います。
そんな中でも魚荘でしか食べられないうなぎ料理があるという。
今泉さん:「諫早寿司」という魚荘でしか食べられないものがあります。たれをつけて焼いたうなぎを使って、シャリにかんぴょうやゴマ、シソを混ぜて押し寿司にしたものになります。シャリはすし飯なので、うな膳とはまた違った味わいになるかと思います。諫早寿司はランチもディナーも提供しています。
料理長に話を聞いている間に、念願の諫早うなぎが…!

エフエム諫早・太田さん:見ただけで柔らかさが伝わってきますよね…!

荒木:マスク越しでもわかるこの最高の香り…料理長は毎日かいでいるんですか!?

今泉さん:毎日かいでいます。お腹空きますね。お好みで山椒もどうぞ。うなぎにとって山椒は欠かせないものになります。どうしても出てしまう独特の臭みがあるので、それを消してくれる存在です。辛みもあるのでアクセントにもなります。
ディレクター荒木、実はうなぎを食べた記憶がなく…。

荒木さん:ふっくらしているのが箸越しに分かりますよ…! う~~~ん! 柔らかい! 最高です! ご飯との相性も抜群、美味しいです!
今年の夏にも食べたというエフエム諫早の太田さんは…

太田さん:あっという間に口の中からなくなりました…。パリパリの皮もありつつ、脂のノリが最高です!

今泉さん:ありがとうございます。魚荘の特長として、うなぎに「蒸し」を入れています。蒸しを入れることで特に柔らかくなり、ふっくらとした仕上がりになります。同じ諫早うなぎでも店舗によって若干焼き方や捌き方が違いますね。
美味しすぎて、箸が止まらない。最後に諫早うなぎへの料理長の想いを聞いた。

今泉さん:諫早うなぎは全国的にまだ知名度が低いと思いますが、西九州新幹線が開業したこともあり、全国の皆さんにこだわりの楽焼きうなぎを食べてもらいたいです。
魚荘の情報は以下で見ることができる。

HP: https://uosou.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/uosou5/

諫早うなぎでパワーをもらった収録回となった。次回30日はマルシェで諫早を元気にしている方にお話を伺う。
魚荘

住所:長崎県諫早市宇都町3-41

電話:0957-22-0039

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