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中部山岳国立公園を世界に!

ラジオ

9月に開催された「のりくらアウトドアサミット」。乗鞍岳がよく見える場所にテントを張り、お山を眺めながらゆったりとした時間を過ごす。焚火を囲んで過ごす。アウトドアに関するいろんな提案ブースを満喫する。そんな楽しい2日間でした。
 

 


いろんなブースがあるなかで「松本―高山間ルート名称キャンペーン」なるものが展開されていました。主は環境省。中部山岳国立公園をはさんで、長野県松本市の市街地と岐阜県高山市の市街地をつなぐ横断ルートを『Big Bridge(大きな架け橋)』ととらえるのだそうです。
環境省・中部山岳国立公園管理事務所所長の森川政人さんは、この距離にして100㎞近い、そして標高600m(松本市街地や高山市街地)から3000m(槍ヶ岳・乗鞍岳など)にわたるルートを「点でなく線、さらに立体的に楽しめるルート名勝」として「世界の人が目的地にする国立公園」にする取り組みをしていることを教えてくれました。
「上高地があるし、健脚であればガイド付きで初めての人でも槍ヶ岳に登って北アルプスの景観を楽しめる。さらに自然と暮らしてきた文化=自然の恵みをいただきながら暮らしてきた人々の文化を体験する。代表格としての湯治場としての奥飛騨温泉郷や白骨温泉がある。乗鞍高原は、山菜など自然の楽しみ方をしっかり人々が感じながら昔から暮らしてきた高原ならではの文化がある。そういうところが凝縮されたこの場所に来ていただきたい。それは世界に誇れるものだ。」と胸を張る森川さん。そうかー。そうですよねえ。
 


2400mもの標高差を感じずに通り抜けることもできるし、旅行者の目的・趣味・趣向に合わせた移動方法を提案したいという森川さん。どう楽しむかは、各人次第。いろんなものが詰まってるので、一日じゃ楽しめない!という点も力説しています。「山岳エリアなので天気が安定しません。晴れ予報で雨、もあるし、雨予報でも晴れる。1日だけ来て、その瞬間に最高の天気に巡り会えないかもしれない。でも長く滞在していただくと隙間は絶対にあるので『1時間だけ最高の天気が見れた!』とか。そういう意味でも長く滞在していただきたい」ともおっしゃっています。
その狙いにふさわしい世界に向けたルートのネーミング、何に決まるか楽しみです。
 

 

□ 中部山岳国立公園 → https://www.env.go.jp/park/chubu/
□ のりくら観光協会 → https://norikura.gr.jp/
□ 新まつもと物語 → https://visitmatsumoto.com/
□ 長野県公式観光サイト →  https://www.go-nagano.net/
□ 信州まつもと空港地元利用 → https://www.matsumoto-trip.com/airport-arrival/

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