いま少子高齢化で中小企業の後継者不足が深刻化しています。そこで注目されているのが若い世代が後を継ぐことで家業を発展させる事業改革!
福岡県は「事業後継者であるアトツギ」を対象に、世界で勝てるホンモノの商品開発を目指すプログラム“ISSIN”を2021年7月にスタートさせました。
福岡県は「事業後継者であるアトツギ」を対象に、世界で勝てるホンモノの商品開発を目指すプログラム“ISSIN”を2021年7月にスタートさせました。
“ISSIN”とは?
ISSINとは、「事業後継者であるアトツギ」を対象に世界で勝てるホンモノの商品開発を目指す福岡県のプログラム。名だたる企業経営者がアドバイザーを務め、クラウドファンディングによる資金調達を目指します!
福岡県の担当者に、去年の実績を聞いてみると…?昨年は全部で9社がクラウドファンディングサイト「マクアケ」に出店。目標金額を達成する企業が続出し、目標金額の17倍を達成する企業も現れました。
その結果を受けて、ISSINは2022年7月から“ISSIN 2nd”として2度目のスタートを切りました。今回はアトツギ企業8社が参加しています。
各社の開発商品は2月14日からクラウドファンディングが開始され、「マクアケ」のサイトから一般の方も購入することができます。
福岡県の担当者に、去年の実績を聞いてみると…?昨年は全部で9社がクラウドファンディングサイト「マクアケ」に出店。目標金額を達成する企業が続出し、目標金額の17倍を達成する企業も現れました。
その結果を受けて、ISSINは2022年7月から“ISSIN 2nd”として2度目のスタートを切りました。今回はアトツギ企業8社が参加しています。
各社の開発商品は2月14日からクラウドファンディングが開始され、「マクアケ」のサイトから一般の方も購入することができます。
5代目開発!高級魚の旬菜つみれ「博水」/福岡市
トップバッターは福岡市南区、近海で水揚げされた魚を原料に、練り物を製造販売、創業120年の老舗「博水(はくすい)」です。練り物の一番の原料は、硬い小骨が多く、家庭料理に不向きな「えそ」。しかし、練り物業界の中では高級食材で、身は淡泊で火を通すとフワフワな食感なのが特徴。えそのすり身にパン粉をつけて揚げた”ぎょろっけ”は毎週土曜日のみ店頭で販売。お客様にも大人気です。
魚市場から仕入れた玄界灘産のえそは、下処理をして骨と皮を取り除き、魚肉だけに加工。それを6時間かけて水でさらし、余分な脂や血合いを洗い流します。最後に石臼を使いすり身に仕上げます。石臼はきめ細やかで粘りのあるすり身を作るのに適しており温度変化が少ない伝統製法なのだそうです。
魚市場から仕入れた玄界灘産のえそは、下処理をして骨と皮を取り除き、魚肉だけに加工。それを6時間かけて水でさらし、余分な脂や血合いを洗い流します。最後に石臼を使いすり身に仕上げます。石臼はきめ細やかで粘りのあるすり身を作るのに適しており温度変化が少ない伝統製法なのだそうです。
味付けは塩のみ、保存料は加えず、石臼製法の「えそ生すり身」を使い、5代目の江越雄大さんが、ISSINの支援を受け開発した新商品が「旬菜つみれ」。(ほうれん草、にんじん、かぼちゃの3種類)。食卓を鮮やかに彩るつみれに仕上がっています。野菜は福岡県産の野菜を使用。蒸してピューレ状に加工し、そのままえそのすり身に練り込みます。
全てが天然素材のため、本来のきれいな発色が出る割合を見出すのに3か月かかったといいます。旬菜つみれは高タンパクで低カロリー。お鍋などにはもちろん、そのまま入れてお弁当の一品にもなります。ふわっとした食感はそのままにほんのり野菜を感じられる商品に仕上がりました!価格は400円前後で現在検討中。ぜひクラウドファンディングで試してみてください。
全てが天然素材のため、本来のきれいな発色が出る割合を見出すのに3か月かかったといいます。旬菜つみれは高タンパクで低カロリー。お鍋などにはもちろん、そのまま入れてお弁当の一品にもなります。ふわっとした食感はそのままにほんのり野菜を感じられる商品に仕上がりました!価格は400円前後で現在検討中。ぜひクラウドファンディングで試してみてください。
200年の伝統工芸に新たな衝撃!「久留米絣研究舎」/福岡市
220年の歴史を誇る伝統工芸の「久留米絣」。緻密で素朴、温かみのあるかすみ模様で丈夫な綿素材として親しまれています。その伝統工芸に新たな命を吹き込んでいるのが「久留米絣研修舎」。CEOの清川航さんは、実家の久留米絣の老舗から独立して去年8月起業。パレコレにも参加したというモードファッション歴34年のベテランデザイナーと生地や縫製などモノ作りの統括を担当するプロダクトディレクターの3人で「久留米絣」の生地と技術を使い、新たな可能性を生み出しています。
一見するとプレーンなデザインのスカートも実は裏地側に仕掛けが・・!裏側の紐を引っ張ると生地の表が縮んで、よりカジュアルなシルエットに。久留米絣の「しぼり」の技法をモチーフにデザインされたそうです。生地の糸は、綿・ウール・麻などさまざま。デザインや用途に合わせて使い分けていて、軽くて柔らかい肌触りが特徴です。
一見するとプレーンなデザインのスカートも実は裏地側に仕掛けが・・!裏側の紐を引っ張ると生地の表が縮んで、よりカジュアルなシルエットに。久留米絣の「しぼり」の技法をモチーフにデザインされたそうです。生地の糸は、綿・ウール・麻などさまざま。デザインや用途に合わせて使い分けていて、軽くて柔らかい肌触りが特徴です。
久留米絣の新たな可能性を生み出す「久留米絣研究舎」。ISSINの支援を受け、開発した新たな商品が「シーアイランドコットンウェディングドレス」。「シーアイランドコットン」とは世界で生産量が極めて少なく、その希少性から「奇跡の繊維」と呼ばれています。絹のようにつややかで上品な光沢、カシミアのような柔らかな肌触り。軽くて強いという特性を持つプレミアムなコットンで作られるオーダーメイドのウェディングドレス。
そのお値段は、想定価格55万円。シーアイランドコットンの久留米絣を贅沢に2反分を使用し、ボリューム感を出し、柔らかい生地を巻き付けるような感覚で着てほしいという清川さん。結婚式の一回限りではなく、その後はドレスかワンピースに仕立て直してくれるサービスも合わせて行う予定です。福岡に200年以上続く久留米絣をまずは日本の方に知っていただき、そこから世界へ発信することを目指しています!
そのお値段は、想定価格55万円。シーアイランドコットンの久留米絣を贅沢に2反分を使用し、ボリューム感を出し、柔らかい生地を巻き付けるような感覚で着てほしいという清川さん。結婚式の一回限りではなく、その後はドレスかワンピースに仕立て直してくれるサービスも合わせて行う予定です。福岡に200年以上続く久留米絣をまずは日本の方に知っていただき、そこから世界へ発信することを目指しています!
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