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財津和夫が宇宙プロジェクトに参加した方法とは

TULIP・財津和夫が、時にはソングライターとしての自身の仕事に触れる『グランドメゾン プレゼンツ 財津和夫 虹の向こう側』。今回は、財津が作曲した「星つむぎの歌」の話から、仕事に対する価値観に触れる言葉が紡ぎ出る。

僕らは一人では生きていけない

財津は、多くの楽曲をミュージシャンに提供しているが、今回とりあげた「星つむぎの歌」はすこし異色の経緯で生まれている。2007年、半年かけてフレーズごとに順次公募された歌詞は、まさにつむぐように編み出されたもので、作曲を財津が担当した。翌2008年、平原綾香のシングル曲として発売され、同年3月にスペースシャトル・エンデバーで国際宇宙ステーションにむかう土井隆雄宇宙飛行士がCDを持参。また、土井氏のウェイクアップコールとして地上基地から宇宙ステーションに送信もされている。
「詞が良いじゃないですか。一番印象に残っているのは『僕らは一人では生きていけない』。この詞にメロディが上手く乗っかると良いな、と思いました。」宇宙ステーションという全く分野の違うプロジェクトに携わった財津。その経験談に続いて、「仕事」について話し出す。
「どんな仕事でもやりたい。『仕事』という言葉は好きなんです。情(じょう)とか感情とかで自分の行動を決めたくない。」「職人ってストイックに自分の仕事をきっちりこなしていく。自分の中にしか責任がない。一番、見ていて美しいな、と思う。僕には出来ないけど、いつかはそういう感じで仕事ができたらいいな、と。」

今日の一曲は、もちろん「星つむぎの歌」。
平原綾香14枚目のシングル、2008年(平成20年)のリリース。
作詞は2167名の星つむぎの詩人たち、そして作曲は財津和夫。

次回の放送2月12日も、通常通り18時15分(午後6時15分)から。
「カレー」にまつわるお話をオンエアーでデリバリーします。

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