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ファミレス界のトップランナー「ガスト」止まらない進化を深掘り!


ファミレス業界において20年以上トップを走り続ける、店舗数およそ1300店の「ガスト」。 “コスパ”と“おいしさ”を兼ね備えたメニュー数は100種類ほどだが、その進化は止まらない。
今回は、知っていそうで知らなかった“日本一のガスト”を深掘りする!

進化が止まらない!No.1ファミレス


やってきたのは、ガスト筑紫通弓田店。抜群の安定感で、平日のお昼どきは満員御礼。ランチはドリンクバー付きで699円とお値打ち価格だ。
最初のメニューは、2022年大幅リニューアルしたガストの定番「チーズINハンバーグ」。1000パターン以上の配合から試行錯誤し作り上げたこの商品は、ひき方の違う牛肉を2種類使用し、豚肉との黄金比が味の決め手だ。2008年の販売以来、累計1億7000万食を突破!ガストの“ド定番”だ。

巨大セントラルキッチンに潜入!

業界のトップを走り続けるガスト。その人気を支えるのは、北九州市若松区にある巨大な工場「ガスト北九州セントラルキッチン」だ。ここでは、すかいらーくグループの様々な食品を下ごしらえしている。
定番のハンバーグも革命的に進化させた。2022年から、バーミヤンで使っていた中華まん製造機を応用し、肉を肉で包み込むこだわり製法に変更。「ハンバーグステーキ」リニューアル後には、販売数およそ200パーセントアップと大ヒットした。

 

そんな巨大企業のスケールメリットを最大限に生かしたメニューが「たっぷりマヨコーンピザ」だ。直径およそ24センチ、ボリューム満点のこの商品は659円。ピザ職人の技術を再現するため、9億円もかけピザの製造ラインを一新したという。

ファミレス界の先駆けサービス!


実はガストは、今ではファミレスにおいて常識となっているサービスを数多く生み出している。
大手ファミレスチェーンで初めて“ドリンクバー”を設置したのはガストだ。大声で店員を呼ばずに済む“呼び出しベル”、そして今でこそ当たり前となった“宅配サービス”も、大手ファミレスチェーンではガストが先駆けなのだ。

注文は全て、タッチパネル式のデジタルメニューブックで行う。ここにはメニューが載っているだけでなく、“お皿を下げてほしい”“食後のデザートを持ってきてほしい”などのボタンもあり、顧客満足度を上げるサービスが満載だ。
さらに60歳以上のお客さんにはもれなく、同伴者6名までいつでも何度でも5パーセント割引となる「プラチナパスポート」を進呈している。

便利でかゆいところに手が届く“日本式ファミレス”は、ガストが元祖なのだ。

からあげグランプリ5年連続受賞!「から好し」のから揚げ


すかいらーくグループのから揚げ専門店としてオープンした「から好し」は、2021年ガスト全店に導入を完了し、メニューを展開している。
にんにくやしょうがを使わず薄口しょうゆをベースにし、スパイスを効かせたオリジナルのたれが味の決め手。「からあげグランプリ」で5年連続金賞を受賞した専門店の技術で揚げたから揚げなのだ。
なぜファミレスであるガストがから揚げ専門店を全店に導入したのか。それは2020年、新型コロナウイルスの影響でお客さんの足が遠のいていたことがきっかけだった。その中でから好しのテイクアウトに需要があり、そこに光明を見出したという。テイクアウトの起爆剤としてから好しのから揚げを導入すると、当時全体での売り上げは7パーセント増と躍進し、コロナ禍での救世主となった。

店舗数日本一を誇るガストの挑戦はまだまだ続く!
 

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この記事を書いたひと

軽部明香里

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アナウンサー、ナレーター、タレント、記者、そしてライター。東北で生まれ育ち、東京経由で九州へ。大好きな福岡と東京を拠点に活動中。またの名は、訛りすぎるアナウンサー・酒田倉子。時々出身地の山形弁を話す。<br>所属:<a href="https://litomon.jp" target="_blank" style="text-decoration: underline;">リトルモンスターエンターテインメント</a>