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ここが僕のランウェイ ~ディーンの田舎暮らし~

鹿児島県南九州市高田地区。過疎化が進む小さな集落に、古民家を改築して宿をつくろうと奮闘する人がいる。アメリカ人の父と日本人の母を持つディーン・ケスラーさん(42)。2020年に妻と子どもと3人で、東京から移住してきた。
ディーンさんの本職は『ファッションモデル』。5歳から国内外の雑誌や広告、アパレルブランドのCMなどのモデルを務めてきた。今でも月に2~3回 東京へ行き、モデルの仕事を行っている。

移住した当初は、ディーンさんの仕事ぶりを遠巻きに見ていた集落の人たち。慣れない作業にひたむきに打ち込む姿に心を打たれ、交流が生まれるようになった。そんな集落の人たちのために、何かしたいと思ったディーンさん。ヨガ教室を開いたり消防団に入団したりと様々な地域の活動に参加している。

「モデルは、“虚構の世界”的なところがあるけど、ここでは“生きる”という実感が味わえる。毎日がチャレンジングで、新しい出会いもあり、何もかもが新鮮で楽しい」
古民家の改築をはじめて2年。まだまだ完成までには時間がかかるが、“今”を大切に家族と田舎暮らしを楽しむ、ディーンさんの日々に密着する。

(制作:MBC南日本放送 / 吉村 博徳)

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