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響希の未来 ~全盲の少年と家族の12年~

暮らし
2020年第1回
制作:MBS毎日放送
ディレクター:三宅 立馬

響希くんは、2歳で両目の視力を失いました。当初は、昼夜の区別もつかず、お風呂にもおびえる日々。当時、母親の康子さんは、どうすることもできない自分を責め、泣きじゃくる息子と一緒に家にこもりがちでした。 そんな響希くんに変化が…。
それは、3歳の時でした。視力を失ってから響希くんは、「音」に強い興味を示すようになりました。家の中の柱や壁を棒で叩いて音の違いを楽しむようになった響希くん。ある日、出会ったドラムの迫力ある音に夢中になりました。
4歳からは、プロドラマーのレッスンに通うように…。ドラムの上達とともに響希くんは、できることが増え、いつしか両親はできないことを嘆くことから、できることを喜べるようになりました。康子さんは「演奏を人前ですることで自信がついたのかな…」と話します。それからというもの毎日1時間、練習を欠かしません。父親の健太郎さんが、SNSに演奏を投稿したことから次第に反響が出始め、最近ではテレビやラジオ、大きなイベントにも出演するようになりました。
視覚支援学校の6年生、学校には康子さんが車で片道1時間かけて送り迎えをしています。ドラムの練習や演奏会では、いつもそばに付き添います。
番組では、小学校を卒業し、中学校に進む響希くんの“いま”と“将来への希望と不安”を描きながら、少年から大人へと成長する響希くんと、その姿を心配しながらも温かく見守る家族に密着する。

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