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息子がくれた居場所~難病の子どもキャンプ~

暮らし
2017年第23回
制作:RKB毎日放送
ディレクター:川内信江

福岡市在住のステンドグラス作家、高見俊雄さん(70歳)は、毎年、夏に2泊3日のキャンプに参加します。キャンプの名前は「がんばれ共和国」。難病や障害を持つ子どもたちとその家族が集まるキャンプです。きっかけになったのは、筋ジストロフィーだった高見さんの長男、俊輝さん(享年19)と一緒に参加したことです。俊輝くんが亡くなったあとも、支えられる側から支える側に役割を転じ、キャンプ長として関わっています。
病気や障害を持つ子どもと親は、普段の生活ではなかなか離れることができません。医療スタッフも参加しているキャンプでは、それぞれの子どもたちにボランティアが付き、子離れ、親離れを学びます。親たちは、人の手を借りて、この期間、肩の荷を下ろすとともに、普段の生活や子育ての悩みを打ち明け、先輩の親たちからアドバイスを受けて、また来年へと繋げます。露天風呂・熱気球・かくし芸大会にコンサート…リラックスした空間には笑顔が溢れています。
高見さんが参加し続けるのは、そこに俊輝くんとの思い出があるから。24年続く「がんばれ共和国」で、子どもたちの笑顔を支える高見さんに密着します。

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