PageTopButton

Hope 暗闇のなかで~画家 正子・R・サマーズ~

2017年第6回
制作:RBC琉球放送
ディレクター:原 義和

アメリカ・アリゾナ州で、画家として生きた正子・ロビンズ・サマーズさん(1928年生まれ)。
戦後、沖縄に駐留していた米軍人と結婚して渡米した、いわゆる「戦争花嫁」です。「国際結婚・第一号」として新聞に取り上げられた歴史のひとでもあります。 2005年、正子さんは自らの人生を振り返った手記を書き上げました。
およそ4歳で遊郭に身売りされ、「ジュリ」(遊女)として育ったことが綴られています。凄惨な沖縄戦にも巻き込まれ、九死に一生を得ます。 激動の近代沖縄で、様々な社会的犠牲を身に受けながらも、正子さんは強くしなやかに生き抜いていきました。 渡米した後、新たに生き直していく原動力となったのは、絵筆と出会いでした。
「絵に身を助けられた、ボーンアゲイン」と語っています。どんなにつらい状況でもあきらめず、Hope・希望を忘れない…それは正子さんの人生を貫く信念です。 今の沖縄にも、度し難い貧困があります。小さくされ、うずくまっている少女がいます。正子さんの時代と変わらない面がたくさんあるのです。 誰もが生き直すことができる…。画家、正子さんの数奇な人生をたどり、彼女が見出していった希望の光を見つめます。

各局の放送予定

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう