PageTopButton

“態変“と加世子さんの左側

2017年第5回
制作:TBSテレビ
ディレクター:秌場 聖治

「健常者」のみなさん。 身体障がい者の身体を、じっと見つめたことはありますか。
じろじろ見てはいけない、そう思っていますか。
「健常者」では決して出来ない身体表現を追及してきたパフォーマンス集団 「劇団態変」は、身体障がい者の身体を凝視することを観客に強います。 そして凝視しているはずの観客も、舞台の上から、彼らに凝視されます。 視座の逆転。価値観のシフト。
大阪を拠点に、世界でも高い評価を受けてきたこの集団が、10数年ぶりに 東京で公演を打ちました。
そこには東京で募集した“一般の”障がい者も参加しました。

うち一人の女性は右側が「健常者」、左側が「障がい者」という身体を持っています。 嫌悪してきた左側を再発見する過程で劇団態変に出くわした彼女は、そこで 自らの身体を、今一度、見つめることになりました。
そんな「態変」の舞台から放たれる振動と、一つの体に“二種類”の体が同居する女性の言葉が「健常」に慣れきった世の中にどう刺さるのか。 一緒に凝視してみませんか。

各局の放送予定

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう