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SDGs "隠れ飢餓"に食料を融通~「フードバンク福岡」


6月はRKB70周年を記念して「カラフルマンス」を展開しています。

SDGsシリーズ、今回は2番目の目標「飢餓をゼロに」です。

飽食の時代と呼ばれるようになって久しい日本でも、飢餓は身近な問題として存在します。

取材を進めると、困窮の具合が周囲には分からない「隠れ飢餓」の問題も浮かび上がってきました。

バナナやパンなどの食料が、倉庫から運び出されます。

福岡市南区にあるフードバンク福岡には、企業などから寄付された食料が集められ、ここから福祉団体に配られます。

いま、食料の配り先は170の団体に上ります。設立当時の3倍近くの数です。

設立に携わったトップの岩﨑さんは・・・。

インタビュー

食料を希望する団体が車で列をつくるのは、毎週繰り返される光景となりました。

留学生を受け入れている日本語学校は、新型コロナの流行をきっかけに食料を受け取るようになりました。

インタビュー

「福岡県で最も人口が多い福岡市に、ほかの地域にあるような食料のセーフティーネットを設けたい」、岩﨑さんが、フードバンクを設けたのは4年前のことです。

インタビュー

「飢餓」は、決して遠い世界の話ではありません。

久留米市に住む20代の女性は、あす食べるものにも困っていると打ち明けます。

インタビュー

携帯電話の料金を払い身なりもきれいな人でも、ある日、飢餓に直面するのが現実です。

周囲に助けを求めにくい状況を少しでも変えようと、地域に根付いて活動する団体もあります。

久留米市で活動している「umau」。フードバンクや地域の飲食店から回してもらった食材を使い、週2回、暖かい食事を希望者に振る舞います。

インタビュー

「umau」は7年前に、ひとり親家庭を支援する団体としてスタートしました。スタッフはみな、ひとり親です。

インタビュー

田村さんたちは、何でも相談できる家族のような関係が、飢餓に陥るのを防ぐことにつながると信じています。

インタビュー

飽食の日本が抱える飢餓問題。世界のほかの国のように、餓死につながる事例は少ないものの、栄養失調は私たちの健康を蝕みます。

フードバンク福岡が仲介した食料は、この4年で約370トンに上ります。

ただ、食料を配ることが、問題の根本的な解決につながるわけではありません。

インタビュー

過剰な食品ロスの一方で、飢餓に苦しむ人たち。この矛盾を解決するために、多くの人が力を注いでいます。

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