マイボトルのメリットとデメリット、そして乗り越え方【個人でできるSDGs】

マイボトルのメリットとデメリット、そして乗り越え方【個人でできるSDGs】

マイボトルは「便利からの脱却」?

環境問題を解決するための活動として、最も取り組みやすいのは「マイボトル」「マイバッグ」を使うことではないでしょうか? 僕自身もペットボトルを買うことを控えるために、マイボトルを持つことからスタートしました。

いつでもどこでも飲みたいものを飲める、フタをすれば持ち歩くこともできる。そんなペットボトルはとても便利。僕にとってマイボトルは、そんな「便利からの脱却」というイメージでした。そして、この「便利さ」を手放すのはなかなか難しいのでは…と思いながらも、ひとまず始めてみたのです。

ここまでの文面を「うんうん」と読んでくださった方、ここで今一度よく考えてみてください。「いつどもどこでも飲みたいものを飲める、フタをすれば持ち歩くことができる」というペットボトルの便利さ。でもこれ、マイボトルでもまったく同じなんです! 「そんなこと言われなくても分かっている!」と思われる方もいるかもしれませんが、僕はなぜか「マイボトルは面倒だ」と思い込んでいたのです。でも、やってみたら意外と不便でもない。このことに気が付いた時、僕はハッとしました。

ペットボトルとマイボトルの大きな違いは?

とはいえ、ペットボトルとマイボトルには大きな違いが2つあると思っています。それはマイボトルならではの面倒さで、残念ながらマイボトルのデメリットともいえるものです。でも、環境問題について知り、自分にもできることがあればしてみたい…と思えば、この面倒さも乗り越えられると思うので、あえて正直に書きます。
マイボトルを使い始めても三日坊主になってしまうかもしれない。せっかく買ったマイボトルがゴミになったらどうしよう…。この文章が、そんな心配からマイボトルデビューを躊躇している方々の背中を押せたなら幸いです。

【大きな違いその1】外出前に家で準備が必要なこと

幸い、僕の家庭は中学生と小学生の子どもがいて、毎日水筒を持たせるために麦茶を沸かしています。だから、自分用の麦茶も一緒に作ってマイボトルで持って行きます。ただ、朝バタバタして、自分用の麦茶が間に合わない時は…水道水にチェンジ! マイボトルに水をジャブジャブと入れ、氷を加えて持って行きます! 冬は白湯でもいいです。

【大きな違いその2】おかわり問題

以前は、ペットボトルを毎日2本以上買って飲んでいたので、マイボトルだと大体お昼過ぎには空になって困ってしまいます。そこで僕は、会社にウォーターサーバーの設置を要請しました。社内では、僕以外にもマイボトラーが増え、おかわり需要が高まっていたため、めでたくRKB社内の各フロアには1台ずつウォーターサーバーが設置されました。
ただ、会社にウォーターサーバーがない方や、社外での仕事が多い方はどうしたらいいでしょうか? 最近、街の中にも無料で水をくめる給水スポットが増え始めたし、無料給水スポットをマッピングしたアプリもあります。そういったものを活用して、「なんとかしのぐ!」というのが現実的でしょうか。ちなみに僕のおすすめアプリは「mymizu」です。カフェだけではなく、公園や図書館の水飲み場まで載っているので、割とすぐ給水スポットが見つかります。
無料給水スポットの普及といった文化は海外の方が進んでいます。2年ほど前にドイツやオランダに取材に行ったときは、街なかの多くのカフェでも給水させて頂きました。その数を正確に比較することはできませんが、体感では福岡の100倍以上は給水スポットがあるように感じました。

「面倒」を経験し、「楽しい」発見に変換する

もうひとつ、大きな違いがありました。それは「マイボトルは洗う必要がある」ということです。でも、これは本当になんてことありません! 遠足の日や部活の試合の日しか使わない水筒のような『次にいつこの水筒を使うかわからない!』という感覚とは違い、毎日使うので「ブラシを使い、隅々まで洗わなければ!」というプレッシャーがないのです。
さらに、正直に告白します。僕は、「2~3日洗わなくても大丈夫」派です。そんな派閥があるのかはわかりませんが…今のところおなかを壊した経験はありません(笑)。昼間に継ぎ足しをする際に軽く中身はすすぐので、雑菌が繁殖するスキが少ないのかなと思っています。僕が一緒に仕事をしているスタッフも「実はパッキンを外して洗うのは1~2週間に1回です…」と告白してくれました。意外とそんな人も多いのかもしれません。※あくまで自己責任でお願いします(笑)

こうして行動を変えてみると、面倒なこともありますが、今まで考えもしなかったいろいろなことが分かって楽しいものです。「便利」を捨て、「面倒」を経験し、「楽しい」発見に変換する。こうして僕はマイボトルに慣れていきました。マイバッグを使い始めた時にも楽しい発見がたくさんありました。皆さんもぜひ試してみてはいかがですか?

THE WRITER

松井聡史 / RKBテレビ制作部ディレクター
松井聡史 / RKBテレビ制作部ディレクター
カメラやパソコンよりも土を触ってる時間の方が圧倒的に長いRKB農園部(自称)。最近の仕事は、生ごみのコンポスト、畑の水やり、除草作業、野菜の販売、そして時々、番組企画書の作成。RKBラジオよなおし堂ではレギュラーでコーナーを持ち、SDGsを発信している。

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