PageTopButton

夢の発明!大豆そのままの豆乳マシーン

豆腐業界が不況にあえいでいる。
原料の大豆は仕入れ値が乱高下し、販売価格は下降する一方で、中小零細の業者には廃業も相次いでいる。
が、そんな豆腐業界の救世主となる豆乳製造マシーン「エコスター」が登場した。

豆腐作りには避けては通れなかった大豆の浸漬を一切せずに、必要な時に必要な分だけ豆乳を作ることが出来る夢のマシーンだ。
見込み生産でのロスをなくし、大豆の栄養分やうま味を残さず豆腐にできるこの機械は“大豆そのまま”の絶品の豆腐を生みだす。

長年、業界で積年の課題だったこの大豆の浸漬問題をクリアにしたのは、豆腐製造機器の製造販売を手掛けてきた新開節夫社長(69)。
この夢の大発明で、多額の負債を抱え、倒産の危機にさらされていた会社の窮地も救うことになった。
画期的な発想で作られたエコスターは、ものづくり日本大賞の内閣総理大臣賞を受賞。

無駄のない高品質な豆乳製造が可能で、美味しい豆乳は国内だけでなく、伝統的に豆乳が食される中国市場をはじめ、ヘルシー志向が高まるアジアそして世界中からも熱い視線が注がれている。

<取材先データ>
会社:株式会社ワイエスピー
代表取締役  新開節夫
住所:福岡県飯塚市有井320-19
電話:0948-82-5050
HP:http://www.ysp-soybean.com/
※番組で紹介した豆腐や豆乳はあくまでもエコスターのデモのために作ってもらったもので、一般に販売はしていません。

取材後記

2年前にものづくり日本大賞を受賞されて間もない頃から取材をさせていただき、 いくつかの番組でもご紹介してきたものの今回は集大成と呼べる番組となりました。

取材で伺うたびに、新しい工場が建ち、若い社員の方も増えていくのを目の当たりにしていましたが、 毎回工場には製造中のエコスターが形を変えて(発注先に合わせた受注生産品)鎮座しているのをみて、あらためて人気の高さを実感しました。
ここだけの話し、1台約5000万円の機械ですよ!
一番の思い出は、今年の春に撮影に伺った際にちょうど会社のお花見会で、咲き誇る桜の中、
社員と家族のみなさんが一堂に揃ってワイエスピー・ファミリーでの乾杯を撮影させていただけたこと!
とってもあったかい社風、きっと新開社長のお人柄なんでしょうね。

お酒が大好きな社長は、花見の席でも若いスタッフたちにしきりにすすめておりました。
ワタシたちにも・・・でも仕事中なので、作りたてのお豆腐だけご馳走になりました。
マジで絶品です。全国の豆腐会社さんがエコスターで作ってくれたら・・・個人的にもとっても嬉しいのですが。
担当:RKB毎日放送 三宅 淳二

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう