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SDGs "誰でも楽に着られる服を"~1600通りのセミオーダー

<リード>

RKBでは10月、地球温暖化を防ぐ「脱炭素」を中心に、SDGsを発信する「カラフルフェス秋」を展開します。

今回取り上げるのは、障がいの有無や性別・体型などの「違い」にとらわれず、どんな人でも楽に着ることができる服です。

先日、福岡市で試着会が開かれました。

<VTR>

●インタビュー

福岡市で開かれた試着会。

企画したのは、東京のアパレル会社「SOLIT」です。

障がいの有無や性別・体型などにとらわれず、「誰でも着やすい服」をコンセプトに、1年前からインターネット限定で販売しています。

●インタビュー

田中さんは、体に障害のある70人から服に関する悩みを聞き取り、商品を完成させました。

販売するのは、ジャケットとシャツ、スラックスの3種類のみ。

ジャケットは車いすの人が楽にこぎやすいよう、肩や腕が動かしやすいデザインを取り入れています。

●記者リポート

パーツごとに11のサイズがあり、組み合わせは1600通り以上。

袖やスラックスの長さは、1センチ単位で調節できます。

また、ボタンを着脱が簡単な磁石に変更することもできるなど、より自分の好みや身体の特徴に合った服をカスタマイズできます。

試着会に訪れた西川翔平さん。

生まれつき二分脊椎症という病気を患い、小学1年生の頃から車いす生活を送っています。

●インタビュー

シャツの袖がタイヤに擦れて汚れやすいため、普段から暗めの色の服を着ることが多いという西川さんが選んだのは、こちらのジャケット。

袖の内部にゴム素材があしらわれ、袖をまくってもズレ落ちにくい仕様になっています。

明るい色を試着しました。

●インタビュー

「誰もが心からお洒落を楽しめる服を」

違いを認め合い、共存する社会を目指す取り組みが始まっています。

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