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SDGs 北九州市を"洋上風力発電"開発拠点に 日本初の世界サミットも開催

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RKBでは地球温暖化を防ぐ「脱炭素」の取り組みを中心に、SDGsを発信する「カラフルフェス秋」を展開しています。

今回は、7番「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」です。

日本では初めて、洋上風力発電の世界サミットを開いた北九州市は、未来の日本を支える可能性を秘めたこの技術の一大拠点を目指しています。

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北九州市沖の響灘に浮かぶ巨大な風車。

洋上風力発電の実証研究を行う「ひびき」です。

エネルギーを生み出す天然資源に恵まれない一方で、四方を海に囲まれた日本では、年々、洋上風力発電への期待が高まっています。

●記者リポート

「ひびき」の高さは、北九州市役所の本庁舎と並ぶ約70メートルで、重さは9860トンあります。

2014年に建設プロジェクトがスタートし、係留するための錨や作られた電気を陸地に送るケーブルなど、様々な準備を進めて2年前に運用を始めました。

洋上風力発電の設置方法は、海底に基礎を打つ着床式と海上に浮かべる浮体式の2つに分かれます。

着床式を設置できるのは、水深50メートルまでですが、日本の沿岸はすぐに深くなるところが多く、面積は限られます。

一方、「ひびき」のような浮体式の場合、導入可能なエリアは着床式の約5倍に拡大します。

●記者リポート

この日、視察に訪れたのは風力発電の第一人者、東京大学の荒川忠一名誉教授です。

●インタビュー

世界で6番目に広い排他的経済水域を誇る日本では、洋上風力発電の可能性に期待が持てるといいます。

●インタビュー

洋上風力発電の普及を目指す「世界洋上風力サミット」は、2016年以降、世界9か国で開催され、日本では初めて北九州市が会場になりました。

●記者リポート

●インタビュー

脱炭素社会の実現を目指す日本政府は2040年までに、最大で原発45基分に相当する電力を、洋上風力発電でまかなう目標を掲げています。

このため、民間企業の新規参入や大規模な設備投資を後押ししていて、日本は有望な市場としても注目されているのです。

●インタビュー

こうした中、北九州港は西日本では唯一、洋上風力発電所の建設やメンテナンスの一大拠点として、国から「基地港湾」に指定されています。

●インタビュー

"島国"日本の未来を支える再生エネルギーの「切り札」となりうる洋上風力発電。

その開発の中心となる北九州に、世界の注目が集まっています。

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