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【特集】ハーブ王子に密着!~秋の野草探訪~

北九州在住 みんなメロメロ!ハーブ王子

北九州市出身の野草研究家、ハーブ王子こと山下智道(ともみち)さん。ハーブ王子と呼ばれるだけあってイケメンなんですが…野草の知識もすごいんです。野草の名前はもちろん、歴史や利用方法など図鑑に載っていないありとあらゆる野草の知識が頭の中に詰まっています。
山下さんは、1989年北九州市生まれ。保育園の時に始めた生け花がきっかけで野草に興味を持ち始めました。高校卒業後は歌手を目指し上京。しかし、道を切り開けず悩んでいた時、25歳で野草を職業にすることを決意。独学で勉強し『野草研究家』として、観察会や講演などを行い、現在は地元福岡で活躍されています。

王子の植物コレクション

自宅の庭には専門店で購入したものや、全国各地で採取した植物など約600もの植物コレクションがずらり。1年を通して育てることで、植物の成長過程からわかることもたくさんあると言います。山下さんの今の夢は、40歳までに2万種類ほどある日本の全野生植物を記した本を作ること。その足掛かりとして、今月ハーブのポケット図鑑を出版しました。西洋ハーブから身近な野草まで284種類が載っています。山下さんが自分の目で確かめた、オリジナルの内容がギュッと詰まった一冊です。

☆なんでもハーブ284(ポケット図鑑)・・・1,320円 発売中!

野草で作る⁉サムゲタン!

韓国料理のサムゲタン。鶏肉と高麗人参などの漢方を煮込んだ体が温まる料理です。その漢方を野草で代用して作っちゃおう!というのが王子流。王子のすごいところは、道のすぐ脇に生えている草を一目で食べられるかどうか見極められること。今回は「ヒメアザミ」や「ハナミョウガ」をメインに10種類の野草を使います。

食材はコチラ!(写真)鶏肉は手羽元を使用します。まずは、火をつけた鍋にお米と鶏肉を投入。そして野草は火の通りにくい根の部分から入れていきます。香りがよいハナミョウガの根は良い出汁が出て、冷え性に〇。利尿作用が強い西洋タンポポはむくみ解消が期待できるなど、体に良い作用ばかり。すべての野草を全部入れたら、鶏がらスープとニンニク、ショウガで味を整え、30分ほど煮込むだけ。野草のうまみと体に優しい作用がしみ込んだサムゲタンの完成です。

とにかくやりたいことが多すぎて時間が足りないと言う山下さん。「野草の堅いイメージを崩して、もっとラフに生活に取り入れてもらい、地産地消の文化を楽しみながら若い人たちに伝えていきたい」ハーブ王子は今日も野山で宝さがしに出かけます。

☆秋月温泉 清流庵『小野貴史シェフ×野草研究家 山下智道コラボイベント』
日時:12月2日(水)
会費:1万1,000円
問:清流庵(0946)25-0023
※詳しくは公式HPにて確認ください。☆講座・観察会などの問い合わせ
HP:山下智道HP
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