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福岡市は全国有数のスイーツ激戦区!? どうしてこんなに福岡市にはスイーツ店が多いのか?

なぜ福岡市にはスイーツ店が多いのか⁉

おしゃれなお店やカフェが混在する天神エリア。福岡市は全国有数のスイーツ激戦区なんです。およそ120店舗のケーキ店がある福岡市は人口10万人あたりに対して、第一の多さ。また洋菓子店全体ではおよそ250店舗もあるんです。

なぜ、福岡にはスイーツ店が多いのか?福岡県民は甘いものが好きなのか?
513人に聞いたスイーツにかける毎月の平均金額は、20代から50代で1万円前後と結構な金額を使っているようです。(番組スタッフが「天神・博多駅周辺・小倉駅前」にて街頭調査)

アンケートの中には自分のご褒美に高級スイーツを食べるという方もいました。

また、「福岡市は起業・出店しやすいから」「交通の便がよいから」というご意見も多く聞かれました。

地元紙おススメの人気スイーツ店

ここで、地元情報誌のおススメする人気スイーツ店をご紹介!
 

★「HAKATA ICE」(福岡市博多区博多駅東2丁目)
 夕方5時からオープンのアイスクリーム屋。会社帰りのサラリーマンやOLにも人気。
 

★チーズケーキ専門店「KAKA」(大名店・西新店・桜坂店)
チーズを味わう濃厚チーズケーキがコンセプトのお店。いろいろなチーズケーキが常時10種類以上あり、プレゼントとしても喜ばれています。
 

★「ASAKO IWAYANAGI FUKUOKA」(福岡市中央区大名2丁目)
全国に熱狂的なファンがいるパティスリー。食べられるアートとして大人気です。自分へのご褒美や特別な日にいかがですか?

スイーツ店が多いのは”シュガーロード”の影響?

インタビューを続けていると「炭鉱で肉体労働した方の癒しのためにスイーツが発展したのでは?」というご意見が。確かに飯塚には「千鳥屋本舗」「ひよこ本舗吉野堂」「さかえ屋」などの銘菓があり、人々の癒しとなってきました。こちらの飯塚の銘菓御三家が、今のスイーツ王国福岡市の原点なのでしょうか?
 

福岡県の洋菓子協会会長でもある「フランス菓子16区」のオーナーシェフである三嶋隆夫さんによると福岡の菓子文化発展には”シュガーロード”の影響が大きいと言います。シュガーロードとは、その名の通り貿易時に砂糖を運んだとされる「長崎街道」のこと。その中でも飯塚は甘味処の町として栄えました。そのきっかけとなったのはやはり「石炭」。炭鉱労働者にとって、甘いお菓子はエネルギー源になり、疲労回復面でも好まれたのだそう。筑豊地方の和菓子屋が大きく発展する礎となりました。

その飯塚エリアで発展したお菓子をお土産として博多に持ち帰る人たちが、福岡市でお菓子文化を広めていったのではないか?と言われています。しかも博多はうどん・そば・饅頭などの粉もの文化の発祥地でもあります。砂糖文化と粉もの文化が合わさり、ますますお菓子文化が発展していったのかもしれませんね。(三嶋シェフや、中村調理製菓専門学校校長のご意見をもとに総合的に判断)
 

さらに、博多には流行りのものではなく、こだわりを持ったスイーツを作る職人が多いのもスイーツ店が多い要因のひとつでは?と三嶋会長は話されていました。

若きオーナー激戦区になぜ?

スイーツ店がひしめく福岡で、あえて出店する若きオーナーシェフもいます。

2020年にオープンした「BON POINT BLEU」。九州産のちょっといい食材を使った美味しいスイーツを販売しています。

オーナーの丹後さん曰く、九州にはスイーツに使える魅力的な果物が多く、個性的な人、チャレンジ精神を持った人も多いので、スイーツに限らず、コラボ企画なども多いとのこと。
これからも、様々なコラボでますます新たな商品が生まれること間違いなし!ですね。

【調査結果】
シュガーロードで影響を受けた福岡市は個性ある店舗が企業しやすい街。
独自路線で個性ある店舗がそれぞれの顧客をつかんでいるから。

〇BON POINT BLEU 
福岡市中央区高砂1-15-7

放送:2024年3月18日(RKB毎日放送 ごご3時40分 タダイマ!内)
おことわり:掲載内容は放送当時のものです

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