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ピンチに生き残るには最初の15分が重要―阪神・東日本・熊本地震を取材し、被災者のリアルな声を知る防災士が語る

知恵を授けてくれるのは防災士 かもんまゆさん。阪神、東日本、熊本地震を取材した、被災者のリアルな声を全国に届ける防災士です。かもんさんは、ピンチに生き残るには“最初の15分が重要”と言います! 阪神淡路大震災では、建物が倒壊し、家具が倒れ、たくさんの方が亡くなりました。その方々の9割が最初の15分で亡くなっていることが分かっています。

寝具の近くに家具を置かないことは気を付けている方も多いはず。しかしさらに気を付けたいのはベッドの上のエアコン! 最近のエアコンは性能が良くなり、その分重たくなっているため、10㎏以上の重さのものもあります。

さらにカーテンが空いていると、窓が割れたとき床にガラスが散乱してしまい、部屋から出られなくなったケースもあるそうです。レースのカーテンだけでも閉めておくとよいそうです。ガラスが飛び散った時にスリッパを履いていないと怪我のリスクが! 足の裏を切ったら動けないので、家の中ではスリッパを履く癖を付けましょう。

玄関に姿見が置いてあるのもかなり危険です。出入口がガラスまみれになることで、逃げ遅れてしまうリスクが上がります。ドアの前に物があるのも危険です。

人命救助のキーアイテム、AEDの使い方

救命救急の最前線で戦う、本間洋輔先生にお聞きしました。そもそもAEDとは心臓の痙攣を電気を与えて一度止めて、その後に元の動きに戻すという機械なんです。AEDを使うかどうかの判断としては、倒れていて呼吸を確認してもはっきり分からないときはとにかくAEDを使ってみれば良いとのことです!

AEDを開けると、音声で誘導してくれるので指示に従いパットを貼っていきます。電気ショックが必要な場合は指示が出されるので、真ん中のボタンを押すだけです。指示に従って操作すればとても簡単で、誰でも使うことが出来ます! 皆さんもこの知恵を頭に入れて、いざというときに備えましょう!!

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