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逆境へのアタック

熊本県熊本市の女子バレーボールチーム「フォレストリーヴズ熊本」。
日本リーグ「Vリーグ」に所属し、全国の強豪としのぎを削っている。

「熊本にバレー文化を広めたい」という理念の下2005年に立ち上がったこのチーム。キャプテンの川口美久選手(28)を中心に、選手たちの純朴で明るいキャラクター、最後まで諦めずに全力でプレーする姿はたくさんの人たちの心を掴み、地元から愛されるチームへと成長していった。

母体企業の経営不振により、一度解散を経験するなど苦難の道のりを歩んできたフォレストリーヴズ熊本だが、Vリーグのシーズン中だった去年2月にはある決断を下す。
リーグ戦の『全試合出場辞退』だ。

チームにとって何よりも大事なリーグ戦を辞退した理由-。
実は選手たちは全員、普段は病院で働く『医療従事者』なのだ。
刻々と状況が変わるコロナ禍の中、県外遠征を伴うリーグ戦をこれ以上戦うことはできない。チーム全員で話し合い、決断した答えだった。

スポーツの舞台と医療の現場で戦う選手たちが、様々な葛藤を抱えながら前に進む姿を追った。

(製作:RKK熊本放送 /中村 壮太郎)

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