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ジュークレコードの時代

2023年第6回 
制作:RKB毎日放送 
ディレクター:寺井 到

レコード盤。針が溝に刻まれた音を拾い再生する。一度はCDの台頭で廃れたかに見えたが、熱心な音楽ファンや若者からの再評価により生産数は右肩上がりを記録している。

そんなレコード盤を中心に販売し、長年音楽ファンに愛されたレコード屋が福岡市は天神にあった。その名は「ジュークレコード」。店主、松本康が1977年、27歳のときに開業したが昨年彼の死去により閉店したが、惜しむ声は後を絶たない。
彼の足跡をたどると、若き日にロック喫茶で出会った仲間との活動が原点だった。

そこで出会ったギタリスト鮎川誠を師と仰ぎながら、ふたりはミュージシャンとレコード店店主として地元の音楽シーンに大きな影響を残すようになっていく。ジュークレコードの音楽を系統立てて集めた品ぞろえは「音楽の図書館」といわれるようになり、そこから多くのミュージシャンが育っていき「めんたいロック」の流れにも貢献する。

しかし晩年松本は病で店に立てなくなっていく。その窮状を救ったのは、かつての店員たち。交代で店番をつとめたのは、音楽好きが集う場所の灯を消したくなかったからだ。
松本とジュークレコード関係者の証言から、音楽を介した福岡の人々の交流が浮かび上がる。

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