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わたしはわたし

2023年第8回 
制作:MRT宮崎放送
ディレクター:寺坂 穗乃香

近年耳にすることが増えた「LGBTQ+」。今年7月に開幕したFIFAサッカー・女子ワールドカップに参加するLGBTQ+当事者の選手数は前回大会では40人でしたが、今年はその倍以上の87人。性の多様性を認めようとする動きが広まっています。

そんな中、宮崎県新富町の女子サッカーチーム「ヴィアマテラス宮崎」の攻撃の要、齊藤夕眞選手は自身が性的マイノリティであることを公表しています。小学生の頃から心と体の性が一致しないことに悩まされていた齊藤選手。いじめられることを心配し、女の子らしい恰好を心がける時期もあったといいます。それから歳を重ねるにつれ、さまざまな葛藤が増え一度は大好きなサッカーを辞めて、男性として生きることも考えましたが、いまは男性でも女性でもないただ一人の齊藤夕眞として生きたいと話します。

同じ悩みを持つ人たちを助けたい、多くの人たちに性的マイノリティというものを知ってもらいたいと啓発活動にも積極的に取り組んでいます。保育園の子供たちに向けた「性別にとらわれない生き方」についての講演や、母親と一緒にそれぞれの葛藤を話した講演などを行うなど、自身の経験を通し多様性を認めることの大切さを伝えています。
性的マイノリティと向き合い続ける一人の人間の葛藤と決意とは?
常に前向きに走り続けるひとりの人間の姿を追いました。

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