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財津和夫の「完璧なアナウンサーは魅力がない」の一言に、武田アナ思わず(?) 喜ぶ

TULIP・財津和夫が、ときには自分のダジャレについて話す『グランドメゾン プレゼンツ 財津和夫 虹の向こう側』。今回は、若い頃のコンサートでダジャレを話す時、とんでもない長時間を費やしていたという逸話などをお話しします。

「読み間違い」で投書された

難しい言葉をサラッと言いたい・言葉の引き出しを増やしたい、というリスナーからの質問に、ふたりが回答と言えるのかどうか判らない話を始める。
財津:「アナウンサーは、まず言葉というものを知っておかないと、原稿が読めないでしょ?」
武田アナ:「もうたくさん赤っ恥掻いてきました。『読めない、知らない、わからない』・・・本当に読めない事が多くて、新聞に『読み間違いの多いアナウンサー』と入社一年目の時に投書されたことがあるんです」
今でも、武田アナは肝に銘じるためその新聞記事を手帳に挟んでいるらしい。
財津:「完璧にできるアナウンサーとか、頭の良さそうな奴とか、あんまり魅力ないじゃないですか。欠陥のない人間のような感じがして、取っ付きにくい。やっぱり、馬鹿な奴の方が好きだな」
武田アナ、間髪入れず「ありがとうございます」と嬉しそうに返すが、財津は一般論として言った、と苦笑する。
改めて、武田アナがリスナーから寄せられた「言葉の引き出しの増やし方」について財津に質問するが、
財津:「引き出しはあるけど、空です。中身がない」とそっけない。
武田アナ:「引き出しがないと、歌詞が書けないんじゃないですか・・・引き出しをあけたら何かが入っている、と言う前提ですけど」と嚙み合わない。
財津:「言葉はそんなに知らなくてもいいんじゃないの。だって今は、スマホで(検索すれば)ピョイでしょ」
かつて財津はダジャレの名手だったと自称するが、いまはスマホで調べれば同音異義語・同音異句がすぐ調べられるから、「スマホのない時代にタイムスリップしたい。もはや、ダジャレを作ろうと思ったら誰でも作れるでしょ、それが悔しい」と自分の好きなダジャレの話に。
「言葉の引き出しの増やし方」については、今回も回答をはぐらかされた感があるが、財津の謙遜の美学の現れ、と受け取ることに致しましょう。
今日の一曲は、財津和夫「ONE WORD」。ソロ8枚目のアルバムのタイトルでもあり、冒頭の収録曲のタイトルでもある。1998年(平成10年)の発売。

コンサート中のダジャレに費やした時間が半端ない

昔のTULIPのコンサートで、「人生ゲーム」の曲中のMC(喋り)に笑わせてもらった、と言うリスナーのお便りを読んだ直後、先ほどの話がまるで前振りだったように、財津がダジャレに関する話を突然始める。
「そうですね、40年ぐらい前、ステージ上でマンモスの話を30分から40分ぐらい喋っていました。『大昔マンモスがいた時代、男は狩りに出た。女性は洞窟で獲物を捕りに行った男性を待っている。大きな獲物をそれぞれ分け合って帰る』というところまでで25分は費やして」
「そして、家に帰ってきたら、奥さんが獲物を鍋に入れてぐつぐつ煮込む。『象は美味しいね』と言いながら、元旦を迎えた・・・これが雑煮の始まりだ、とオチで言うんですけど」
番組では40分ではなく、1分少々で一気に話しました。ネタバラシしたので、もう二度と番組では話さない、との事ですが、武田アナが「もう聞けないのは残念です」と苦笑したところで番組のエンディングが来てしまいました。

次回8月27日の放送は、ソフトバンクホークス戦中継のため、午後1時45分からに変更となります。
次回は、「宝物」についてお話しする予定です。

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