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こんにちは。RKBラジオのキャスタードライバー・スナッピーの山村百星です。今回は、6月16日放送の『Toi toi toi』でリポートした、福岡市中央区清川にある日本茶専門店「茶舗ふりゅう」さんでの驚きの体験を取材後記としてまとめました。
圧巻!急須30個と茶葉40種が並ぶ日本茶体験
お店で迎えてくださったのは、日本茶インストラクターであり茶業家の池松伸彦さん(39)。カウンター奥の棚には、大小さまざまな急須が30個あまり、そして茶葉も40種類以上がズラリと並んでいます。

メニューを開くと、個性豊かな日本茶の魅力が本のように書かれていて読み応えがあります。さらに、旨み・渋み・苦み・甘み・香りの繊細な違いが図解チャートで示されているんです。


「香味のボリューム感を楽しんでほしい」という思いから、メニューによっては4煎(または3煎)まで味わいの変化を楽しめるようになっています。
針のようにピンと張った茶葉と驚きの職人技
今回私は、池松さんが感動のあまり店名にもしたという日本茶「風流 百年在来(ふうりゅうひゃくねんざいらい)」を体験しました。なんと樹齢100年以上のお茶の木から新芽を摘んだ、大変貴重な茶葉なんです。

目の前でお茶を淹れていただく時間は、まるで「日本茶パフォーマンス」! まず、金色のお皿で茶葉をシャッシャッとふるいにかけ厳選するのですが……驚くのは茶葉の形。スーパーなどの市販品と比べるとかなり大きく、縫い針のようにピンッとしているんです!

実はこれ、茶農家さんの「乾物処理」が非常に丁寧な証拠。湯通しから乾燥までの水分が抜けるスピードと熱風のスピードが完全に一致しないと、この美しい形状にはならないそう。採れたての「100点の香味」をキープする職人技に感動です。その後、高さ3cmほどの平たい急須に茶葉を均等に敷き詰めます。平たい方が、少ないお湯の量で最大限に香味を楽しめるからなのだそうです。

ちなみに、使うお湯はミネラルウォーターのような特別なものではなく、「お客さんが自宅で淹れた時も、お店と同じ味を再現できるように」という池松さんの気遣いから、水道水を浄水器に通しただけのものでした。
一煎目はまるで“濃い出汁”!? 変化する4つの味わい

中継では一煎目と二煎目をいただきました。
一煎目: 色は美しい金色透明。飲んでみると…まるで「濃いお出汁」をいただいているような、ガツンとくる濃厚な旨みがあります。良いお茶になればなるほど、抽出液は濁らず透き通るそうです。純粋な茶葉の旨みだけを抽出した究極の一杯です。

二煎目: 今度はワイングラスでいただきます。一煎目よりも透明感が増し、すっきりと爽やかな甘みが強くなりました。わずか10ccほどの熱湯を注いだ直後、間髪入れずに氷を入れて急冷することでこの味わいが生まれるんです。
中継後には三煎目、四煎目もいただきました!
三煎目: 心地よい苦みが引き立ち、キリッとした大人な味わいに。
四煎目: 苦みのあとに、ふわりと強い甘みが戻ってきます。
同じ茶葉から全く違う味わいのグラデーションが生まれるなんて! 最後の一滴まで大満喫しました。
目の前で焙煎!豆が丸ごと入った「土佐番茶」
お店には煎茶だけでなく、夏から秋に収穫される「地方番茶」もあります。今回いただいたのは、四番茶(9~10月収穫)の「土佐番茶」(高知県)。
このお茶には、茶葉と一緒に「岸豆(カワラケツメイ)」というサヤが丸ごと入っています。お茶が高級品で庶民の手に入らなかった時代、野草を代用茶として飲んでいた名残が今も受け継がれているんですね。

この土佐番茶は、お湯を注ぐ前に焙烙(ほうろく)で乾煎りして、香りを極限まで引き立たせる「炙り番茶」でいただきます。熱した焙烙にお湯を注ぐと、ブクブクと沸騰しました。

氷を入れたグラスに淹れて飲むと、香ばしさのあとにまろやかな甘味が。火を入れたお茶の甘みと、岸豆の甘みが絶妙なアクセントになっていました。
ドラマーから茶業家へ!情熱あふれる異色の経歴
店主の池松さんは、20歳までギターやドラムなどの音楽活動に熱中し、楽器店に勤めていたという異色の経歴の持ち主。音楽を楽しみながら美味しいお茶を出すカフェバーを開きたいと思い立ち、佐賀の紅茶専門店に通って勉強したそうです。
一本の木からほうじ茶、烏龍茶、緑茶へと変わる奥深さに魅了され、猛勉強を重ねて2010年に久留米市で1店舗目を、2019年に現在の福岡市内へお店をオープンさせました。店内にあるメモやマーカーがびっしり書き込まれた本からは、池松さんのすさまじい情熱が伝わってきました。

長年ドラムスティックを握っていたからか、少しコツがいる形をした急須でお茶を注ぐ手元も、全くブレずに安定していました。「手先というより、腕全体を使って注ぐ感覚」だそうです。
世界的な抹茶ブームの中で目指す「本物の味」
「日本茶は身近なのに、実は深く知られていない」と語る池松さん。ペットボトルのお茶には、中国産やベトナム産の茶葉が使われているものが多く、純粋な国産の「煎茶」の流通量はわずか1%ほどなんだとか。
一方、いま世界中で大ブームとなっている「Matcha(抹茶)」。 お店でも抹茶メニューを提供していますが、かつて700円ほどだったものが4000円で転売されるケースもあり、「以前は1年かけて売れていた量が、今では1か月で売れてしまう」という状態なんだそうです。
来店客の約7割が海外からの観光客。台湾やヨーロッパ、アメリカ、韓国、香港など、世界中から本物の味を求めて人々が訪れます。 ブームだからこそ、「流行で終わらせず、海外から来た方に『再び日本に来たら、もう一度あの店を訪れたい』と思ってもらいたい」と力強く語ってくださった池松さん。その情熱と最高の一杯に、すっかり魅了されました。
茶舗ふりゅう
住所: 福岡市中央区清川1丁目6-9 2階
営業時間: 11:00-18:00
定休日: 火曜日、水曜日
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山村 百星
スナッピー
出身地:広島県 誕生日:3月28日 自己紹介お願いします 九州各地40回以上のお祭りで「よさこい」を踊ってきたお祭り女です。「何事も自分から」がモットー!100人の方に取材をして、もものようにフレッシュな情報をお届けします🍑


















