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大麻グミは若者の身近に“浸透”していた「新しいものが出てくるだけ」いたちごっこに歯止めは?

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いわゆる「大麻グミ」について国は22日、グミに含まれる合成化合物「HHCH」を指定薬物に指定し、来月から販売や所持を禁止します。一方で「大麻グミ」がすでに若者の身近に浸透している実態が浮かび上がってきました。体にも悪影響があるとされる商品のまん延を、今回の規制でどこまで歯止めをかけることができるのでしょうか。

簡単に入手できていた「HHCH」商品

 

東京や大阪などで食べた後に体調不良を起こすケースが相次いでいるいわゆる「大麻グミ」。「大麻グミ」に含まれ、体調不良を引き起こす「HHCH」という合成化合物について、国は22日、指定薬物に指定しました。指定により、来月2日から販売や所持などが法律で禁止されることになります。前日に福岡市内の店舗を取材してみると…

 

 

RKB小松勝「HHCHという文字が確認できます。商品を紹介するポップとみられます」

 

 

店内にはまだ「HHCH」と印字された商品が並んでいました。取材した福岡市内の4店舗で「HHCH」の記載がある商品を確認しました。商品はインターネットでも販売されていて、簡単に手に入れることができます。福岡市内で若者に話を聞いてみると、すでに身近なものとして浸透しているようです。

 


10代の男性グループ「『大麻興味ある?』って、『合法だからいいよ』と言われた」「タバコみたいだった」(Q実際に吸った?)「吸っていない」

専門家は「脳への悪影響」を指摘している

実際に食べたことがあるという女性はこう話します。

 



女性「警固公園で出会った友達に1個もらった。味は普通のグミと変わらない。度数が高いアルコールを飲んだような感覚、酔ったみたいな」「大麻グミを食べたら記憶がなくなることもある。あれは1個でもちょっとおかしくなる」

大麻に含まれる成分に似せて人工的に作られた「HHCH」。摂取した場合に体に与える影響について、薬物に詳しい専門家は「脳への悪影響がある」と指摘します。

 


雁の巣病院・栗田晋医局長「大麻と同じように脳に影響があることは十分に考えられる。ハイになる、気分を変えられるのは寂しさや孤独を埋めてくれることで依存してい可能性は十分ある」

九州厚生局麻薬取締部は21日、福岡県内で大麻グミを販売しているとみられる2店舗に立ち入り検査を実施。店内で見つかった「HHCH」を含む植物片や液体など59点を押収し、販売停止命令を出しました。

「もう身近に置かないでほしい」「新しいものが出てくるだけ」

 

指定薬物に指定され販売が禁止されることについて、知人からの誘いに頭を悩ませていた女性は・・・。

女性「メンタルが落ち込んでいるときに『楽になるから吸ってみない?』と言われた。タバコよりも依存性がないというが、やめてほしい。(Q今後は規制対象)そうしてほしい、もう身近に置かないでほしい」

規制が進む一方で、県内で「HHCH」を含む商品を扱う店のスタッフは、今後の見通しについて次のように話します。

 


店舗スタッフ「規制が決まったら商品はすべて廃棄する。規制されては新しいもの、規制されては新しいものが出てくるだけ。これまでもそうだった」

専門家は法規制の対象となったことを前向きに受け止めたうえで、新たな課題を挙げました。

雁の巣病院・栗田晋医局長「まさしくいたちごっこの世界、規制がかかれば少し形を変えて出てくると思う。どこまで包括的に指定薬物にできるのか整備の問題は検討されるべき」

若者の身近に迫る「大麻グミ」。体にも悪影響がある商品のまん延を、今回の規制でどこまで歯止めをかけることができるのでしょうか。

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