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創業半世紀を超える老舗ベーカリーで昔懐かしいパンを

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創業は1972年(昭和47年)。創業者の永田亀一さんが春日市に開店した小さな町のパン屋が始まりで、福岡のパン好きならその名前を知らない人はいない名店が「パン・ナガタ 春日本店」です。
場所は福岡市と筑紫野市を結ぶ幹線道路である県道31線(通称5号線)沿いで、福岡市内から向かうと航空自衛隊春日基地に展示された戦闘機を越えた先の左手にある看板が目印。店頭の駐車スペースの他に第2駐車場まで用意されおり、特に週末や休日には福岡市内をはじめ、各地から客が訪れる超人気店です。

パンナガタ春日本店_看板

「パン・ナガタ」はただ老舗というだけでなく、福岡で初めて石窯を取り入れたベーカリーとしても知られています。現在はパンの種類によって2種類の窯を使い分けているそうで、様々な小麦粉をブレンドしたパン生地は何と20種類以上もあるとか。こうした手作りへのこだわりが、半世紀以上にわっって愛され続けている由縁でしょう。

パンナガタ春日本店_外観

ヨーロッパのメゾンを思わせる瀟洒な建物の中に入ると、広々としたスペースに様々な種類のパンが並んでいます。食パンやバゲットから、菓子パン、惣菜パンなど実にバリーション豊富で、さっそく両手にトレイとトングを持ってパンを品定めすることにしました。

パンナガタ春日本店_パン1 パンナガタ春日本店_パン2

あれもこれもと目移りして仕方ありませんが、「パン・ナガタ」といえば絶対に外せないのが「メロンパン」(167円)でしょう。外側はサクサク、中身はふんわりとした焼き上がりで、福岡のパン屋の多くがリスペクトする大ヒット商品です。
粒々の小倉あんがたっぷりと詰まった「あんぱん」(184円)も名物の1つで、「白あんぱん」や「フランスあんぱん」、季節限定の「桜あんぱん」といったバリーションもあります。こうしたどこか懐かしさを感じるパンが食べられるのも、昭和の時代から続く老舗ならではですね。

パンナガタ春日本店_パン3 パンナガタ春日本店_パン4

シンプルな生地に甘い生クリームをはさんだ「メキシカン」(211円)も、創業以来のロングセラーという人気商品。ちなみに珍しいネーミングの由来は今や不明だそうです。
「アップルパイ」(389円)にはその時々に旬を迎えるリンゴを使用し、品種の違いによって甘味や酸味などの個性が味わえます。この日は「サンふじ」で、パイ生地のサクッとした歯当たりの後にリンゴの甘みが口いっぱいに広がりました。

パンナガタ春日本店_パン5 パンナガタ春日本店_パン6

石窯で焼くフランスパンも見逃せません。ハードタイプのクロワッサンにシナモンフォンダンをたっぷりと振りかけた「シナモンターニュ」(292円)は。シナモンの香りと甘みがクセになりそうな美味しさです。また、「塩と純バターパン」(238円)は、ジュワッと広がるリッチなバターの風味と絶妙な塩加減がたまりません!

パンナガタ春日本店_店内

1、2階のイートインコーナーと店外にテラス席があり、焼きたてのパンを「ホットコーヒー」(イートイン165円)や「クラムチャウダー」(イートイン528円)などと一緒に楽しむこともできます。福岡市内中心部から車で30~40分程の郊外にありますが、休日にわざわざでも出かけたい名店です。

ナガタパン 箱崎店
福岡市東区箱崎1丁目44-20
092-643-8680

店舗名:ナガタパン 箱崎店
ジャンル:パン
住所:〒812-0053 福岡県福岡市東区箱崎1丁目44-20
電話番号:092-643-8680
営業時間:8:00~19:00(売切れ次第閉店)
定休日:火曜
席数:カウンター4席、テーブル8席
メニュー:練乳ぱん180円、あんぱん200円、カレーパン200円、レザンレザン220円、ツナフランス230円、焼きキンピラ210円、デニッシュリンゴ300円、クロワッサン210円、バゲット290円
URL:https://pannagata-hakozaki.com

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この記事を書いたひと

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