RKBラジオのキャスタードライバー・スナッピーが、福岡県のお隣、熊本市北区植木町に取材へ。スイカの里としても知られるこの町は、約10軒の温泉施設が集まる温泉街としても有名です。それぞれの施設が異なる泉源を持っているため、さまざまな泉質を楽しめるのが魅力。4月17日の『#さえのわっふる』で、その中の一つ、旅館平山からリポートしました。(報告・スナッピー芝生真優)
思い出を刻む「想い出の壁」

旅館平山は、1964(昭和39)年創業の老舗旅館。その温泉は地元で「美肌の湯」として愛され続けています。

ロビーには、「想い出の壁」という、利用者が名前や背丈などを自由に記入できるスペースがありました。私たちスナッピー前田と芝生も、記念に名前と背丈を書き込んできました。

以前宿泊した子供が、成長して再び訪れ、背丈の線を更新していくこともあるそうで、温かい交流の場となっているようです。
とろとろ湯に癒される庭園露天風呂

自慢の源泉かけ流し庭園露天風呂を体験してきました。一歩足を踏み入れると、ふわりと漂う硫黄の香り。豊かな自然に囲まれた開放感あふれる空間が広がります。
お湯に浸かった瞬間、その泉質に驚きました。とろりとしたお湯が、肌に吸い付くような感覚です。温度は約41度とのことでしたが、とろみがあるせいか、5分も浸かっていると体の芯からじっくりと温まります。
泉質は単純アルカリ性で、保温効果が高く湯冷めしにくいのが特徴。「まるで化粧水に浸かっているみたい」と感じる方もいるそうです。湯上がり後の肌は、確かにすべすべになったような気がしました。
女将の平山さんのお肌がとても綺麗なのにも納得です。
さらに驚いたことに、こちらの旅館では湯舟だけでなく、シャワーにも温泉水を使用しているとのこと。湯上りの後も「美肌の湯」をまとったままでいられます。
薬師如来の手湯…口に含むことも

旅館の出入り口のすぐ隣には、阿蘇五岳の浮き彫りを背にした薬師如来の手湯がありました。こちら、飲用もできるということで、私も一口いただいてみました。

硫黄の香りがほんのりとして、お湯を飲んでいるだけなのに、まるでゆで卵を食べているような不思議な感覚になりました。
女将のおもてなし「おたちよりmap」
旅館を訪れる方たちから「阿蘇までどのくらいかかりますか?」「天草へはどう行けばいいですか?」と尋ねられることも多い女将さん。「もっと植木温泉だけでなく、植木町全体の魅力を知って、楽しんでほしい」そんな想いから、家族と力を合わせて作成したのが、この「おたちよりmap」です。

温泉の情報はもちろん、近隣の飲食店や絶景スポットまで、地図から全て手書きで丁寧に描かれており、情報も細かく、とても分かりやすいのが特徴です。この一枚があれば、植木温泉街とその周辺を存分に満喫できること間違いなしです。
旅館平山
熊本市北区植木町米塚178
096-274-7111
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芝生 真優
スナッピー
出身地:福岡県 誕生日:1月29日 自己紹介お願いします 福岡生まれ、福岡育ち。アビスパサポーターの芝生真優です! 毎日いろいろな場所でたくさんの経験をさせてもらい、刺激的な日々を過ごしています。福岡・佐賀地域の魅力を余すことなく伝えられるように頑張っていきます!