大人になるほど、“いいホテルのレストランを知っていること”は、ひとつの嗜みになります。記念日や会食はもちろん、今日は少し丁寧に食事をしたい――そんな日に自然と思い浮かぶ一軒を、自分の手札として持っておきたいもの。
上質な料理、行き届いたサービス、静かに心を解きほぐす空間……。そのすべてが揃うホテルレストランには街の名店とはまた違う魅力があり、今回ご紹介する「ホテルオークラ福岡」の「フレンチレストラン ル・シャンドール」もその一つ。スケール感のある吹き抜け、重厚な大理石の柱が圧巻の優雅なホテルエントランスを抜け、地下1階へ降りた先がレストランの入口です。
「ル・シャンドール」は、営業日を金~日祝日に限定し、完全予約制にすることで、より特別感のある料理とサービスを実現。店名は「金色の(d’Or)畑(Champ)」の意味を持ち、フロアは豊かな土壌を連想させるゴールドカラーを基調としています。
緩やかなアールがかった天井や優美な装飾に、寄せ木細工で仕上げたヘリンボーンの床やモダンな照明が見事に調和。華やかさと格式がありながらも重たさや堅苦しさはなく、心地よい高揚感と安らぎに包まれます。
料理長を務めるのはフレンチ一筋の料理人、毛利俊之シェフ。大阪の辻調理師専門学校を卒業後、19歳で「ホテルオークラ福岡」に入社し、その5年後にはスペインの日本国総領事館の公邸料理人としても活躍。やがて福岡へ戻り、2022年に「ル・シャンドール」の料理長に就任しました。
オークラの伝統を主軸にしながら、ときにはモダンで軽やかに食材の魅力を引き出す毛利シェフ。九州各地、神戸市の「ファーマーズヤード」など、生産者の方々から有機野菜や鮮魚を直接仕入れ、旬の煌めきを伝えることに心を砕いています。
店舗より提供/絶対の一品「九州産和牛フィレ肉の塩釜包み焼き 香草風味 黒トリュフ香るペリグーソース」
カジュアルに楽しめるランチ(5,000円~)から、「ホテルオークラ福岡」の「絶対の一品」をメインに楽しめる贅を尽くしたコース「メニュー シグナチュール」(38,000円・2名~1週間前までに要予約)まで、シーンごとに選べるコースが充実しているのも嬉しい限り。さらに毛利シェフは、肉や魚を使用しない「美味しい野菜のフルコース」(17,000円・1週間前までに要予約)を考案するなど、現代のニーズに合わせた挑戦や表現にも力を入れています。
今回は、全8品のフルコースのランチ「ランチBコース」(15,000円・要予約)をいただきました。「アミューズブッシュ」の後に運ばれてきたのは、オードブル「玄海産鮮魚のマリネとホタルイカ スナップエンドウと柑橘のサラダ仕立て」。繊細で甘味のあるアコウの身を、柑橘やシェリービネガーのヴィネグレットが引き立てます。
続いて登場したのは、完成までに4日間を要する「オークラ伝統のコンソメスープ」。運ばれてくる瞬間から漂う香りと、深く艶めく琥珀色の美しさに惚れ惚れしてしまいます。
旨味に奥行きがあり、余韻がいつまでも続くおいしさの秘密は“ダブルコンソメ”製法にあり。大量の佐賀牛のスネ肉や香味野菜をじっくり煮込んでブイヨンをとり、まずはそれを丁寧にクラリフィエ(澄ませる技法)。その後、追加で炊き上げたコンソメを後追いで加え、深みと香りをさらに引き出しているそうです。
続く魚料理は「玄界産鮮魚とホタテのポワレ シャンパーニュのクリームソース」。この日の鮮魚は、西区・小呂島漁港の漁師さん直送のサクラ鯛でした。ふんわりとした身とクラシカルなソースの相性は抜群。長崎・壱岐の農園から届いたみずみずしいグリーンアスパラガスやタケノコ、こごみといった春の味覚も風味と食感に華を添えます。
メインディッシュの肉料理は、きめ細やかな肉質と赤身の旨味が格別な「くまもとあか牛フィレ肉のグリエ」。香ばしくも軟らかな赤身に香りの良い赤ワインソースが絡み、新ジャガイモ、ノビル、姫ニンジン、芽キャベツといった春野菜も美味です。
この日は、この道30年以上というマネージャー兼ソムリエの川西さんが熟練の技を披露
そして、楽しみはまだまだ終わりません。ランチAとBのコース、ディナーコースの一部は、1人+3,500円でデザートをフランベデザート(クレープ・シュゼットまたはフルーツ・ジュビレ)に変更できます。「クレープ・シュゼット」をお願いすると程なくしてフランベのセットが運ばれ、メートル・ドテルによる華やかなフランベサービスがスタート。
※ランチCコース、ランチ&ディナーの「ガストロノミックコース」は、フランベデザートが含まれます。
銅のフライパンにグラニュー糖、オレンジピールを加えた特製バター、オレンジジュースを順に加えてソースを作り、その中へクレープ生地を落とします。ゆっくり泳がせるようにひと煮立ちさせたら、オレンジの皮をスパイラルにカットし、リキュールに炎を灯して、いざフランベサービスへ。広がる音と香り、立ち上る炎の美しさに大興奮!
オークラ伝統のクレープ・シュゼットは、グランマルニエ、コアントロー、ヘネシー(コニャック)と、3種類のお酒を使用して作られるので、香り高さが段違いなんです。甘酸っぱくジューシーなオレンジのソースと柔らかなクレープ生地、コクのあるバニラアイスクリームが口の中でとけ合い、まさに至福のおいしさです。
コースのデザートを「フランベデザート」に変更したい場合は、予約の際に伝えておくとスムーズ。もっと気軽に楽しみたいという方には、前菜、メインディッシュ(肉or魚料理)、クレープシュゼット、食後のドリンクがセットになった「シュゼットランチ」(8,000円・予約2名~)も用意されているので、こちらもぜひチェックを。
最後に動画でも、このときめきをお届け。ホテルのクレープシュゼットからしか摂取できない幸せと栄養がある――そう思いませんか?
ハレの日を華やかに彩るなら、ぜひ「ホテルオークラ福岡」の「フレンチレストラン ル・シャンドール」へ。ホテルならではのホスピタリティと味わいが、記憶に残るひと時を演出してくれるはずです。
この記事は積水ハウス グランドメゾンの提供でお届けしました。
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