国内外を旅することが好きな私にとって、旅先での楽しみの一つとなっているのが、その土地ならではのロースタリーを訪ねること。事前に気になる店舗をチェックして、計画を立てるのも楽しいものです。そんなコーヒー巡りのヒントをもらえそうなコーヒースタンドが博多駅東にあります。
2020年3月、コーヒーに特化したWEBメディア「GOOD COFFEE」が手がける店舗としてホテル「THE BASICS FUKUOKA」の1階にオープンした「THE LOCAL COFFEE STAND FUKUOKA(ザ ローカル コーヒー スタンド フクオカ)」。自家焙煎ではなく、全国各地のロースタリーによるコーヒー豆を月替わりで楽しめるコーヒースタンドです。
ホテル内にあるコーヒースタンドということもあり、早朝から夜までとオープン時間が長いのもうれしいところ。タイルの床や木の壁など、海外で訪れたカフェを思い出すような雰囲気が漂っています。
天気のいい日はテラス席もおすすめ。公園や通りに繁る緑の木々を眺めながらゆっくりと時間を過ごせます。夏の時期は、早朝や夕方が気持ちよさそうですね。
店内のカウンターの一番目立つ場所には、その月のコーヒー豆が並んでいます。2026年6月のロースタリーは、鹿児島県いちき串木野市にある「KENT COFFEE MAKERS(ケント コーヒー メーカーズ)」。豆の香りを確かめることができて、産地や農園、標高、精製方法、テイストなどが詳細に記されているので好みの豆を見つけやすそうです。月替わりのコーヒー豆は、ドリップコーヒー(ホット・アイス)での提供となります。
エスプレッソ系のメニューや水出しコーヒーなどには、東京・三軒茶屋の「PLUTO(プルート)」が焙煎する「THE LOCAL COFFEE STAND FUKUOKA」オリジナルブレンドの豆が使われています。月替わり、オリジナルブレンド共に豆の購入も可能です。
ドリンクのほかに、専属のパティシエが手がけるスイーツも人気。定番のプリンやオレオチーズケーキのほか、旬のフルーツを使った季節限定メニューが用意されています。ほかに、11:00まではモーニングプレートも注文できます。
今回は、「KENT COFFEE MAKERS」の「ルワンダ」を選んでみました。ドリップを担当してくださったのは店長の棚田雄介さん。抽出するドリッパーは、コーヒー豆の特徴に合わせて使い分けているそうですよ。
月替わりのコーヒー豆の選定も棚田さんが行い、実際に訪れた店舗や、コーヒー技術の大会やコーヒーフェスなどで交流したロースタリーに声をかけているそうです。「スペシャルティコーヒーを扱っていることを前提に、おいしさはもちろん、オーナーの人柄に惹かれたお店に依頼することが多いです」と棚田さん。月替わりのコーヒー豆のロースタリーのオーナーを招いたイベントも定期的に開催されています。
注文したのは、「ドリップコーヒー ルワンダ」(700円)、「レモンスカッシュ」(650円)、「プリン」(650円)、「ショートケーキ」(700円)。
「ドリップコーヒー ルワンダ」は、まろやかな苦みのなかに柑橘の香りを感じるすっきりとした味わい。豆の個性の表現と飲みやすさを両立した印象的な一杯です。そしてコーヒーを飲みながら、早速スマホの地図アプリで「KENT COFFEE MAKERS」の場所にピンを立てました。いちき串木野市に行った際に訪れてみようと思います。
自家製レモンシロップを使った「レモネード」は、グラスに並んだ輪切りのレモンが涼し気でこれからの季節にぴったり。シナモンやスターアニスなどのスパイスが心地よく香ります。
赤いチェリーがのったフォトジェニックな「プリン」は、硬めに仕上げたクラシックなタイプ。ビターでコクのあるカラメル、卵の味をしっかりと感じるプリンはコーヒーとの相性も抜群です。フワフワのスポンジと口どけのいい生クリームが旬のフルーツのおいしさを引き立てるショートケーキは、季節によってフルーツが替わり、これからの時期はマンゴーを使ったものが登場します。
2026年7月の月替わりコーヒーは長崎県諫早市「nai(ナイ)」を予定しているそう。Instagramを見てみると、コーヒーへのこだわりやセンス溢れる雰囲気を感じて興味津々です。福岡にいながら、毎月各地のロースタリーに出会い、足を運ぶきっかけを与えてくれる「THE LOCAL COFFEE STAND FUKUOKA」。コーヒー好きなら毎月チェックしておきたいお店です。
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