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糸島産の牡蠣は“夏も”ウマい。全国の旬なブランド牡蠣と共に前原の和風オイスターバーで堪能

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梅雨も明け、いよいよ夏本番ですね。
潮風が気持ちいいシーサイドドライブに海水浴、そして深い緑や清冽な渓流に癒される山遊び。今夏も自然豊かな糸島へ旅のプランを組んでいる方も多いのではないでしょうか。食事はシャレたビーチカフェで。というのももちろんおすすめですが、今回は糸島グルメの代表格である「牡蠣」が楽しめる穴場的店へとご案内します。

糸島の牡蠣はもちろん大好き。でも、旬は冬なんじゃないの?
といった声も聞こえてきそうですが、僕もなんとなくそう思っていました。というのも“糸島といえば”の一つであるカキ小屋は例年10~4月の営業であり、閉店とともに「牡蠣のシーズンも終わった」と勝手に思い込んでいたからです。つまり夏場の牡蠣はノーマークでした。

しかし実際は、糸島産に限らず、“夏こそウマい牡蠣”がたくさんあります。僕自身にとって、まったく新しい牡蠣ワールドを開いてくれた新店。それが、2025年10月にオープンした“元祖 糸島オイスターバー”「庭-GARDEN-」です。

庭 Garden 外観

場所はJR筑前前原駅より徒歩約2分のフジクラビル1階。同ビルは、そのほか「植物屋」「Shop & Gallery QUQUQU(くくく)」などの新店も入る糸島の中でも要注目のスポットです。店先にはバンブーがあしらわれ、グレーと木目を基調としたスタイリッシュなオイスターバー。店主の宇草彩(うぐさ・あや)さんがおシャレな着物姿で迎えてくれました。

庭 Gaeden店主

“牡蠣は宇宙”なんですよ」。と冒頭から茶目っ気たっぷりで話してくれた彩(アヤ)さん。
ヨガインストラクター、革新的デザインの手ぬぐいなどを手掛ける自身のブランド「HULL+」の作家、一大レゲエイベント「ROOTS 」主催など、さまざまな顔をもつアヤさんですが、もともと自他共に認める大のオイスターイーターでもありました。

「下関の実家がフグの卸しなどの仕事をしていて幼い頃からいろいろな海産物に馴染みがありました。でも牡蠣に関してはなんとなく食わず嫌い的なものだったんです。それが二十歳の時。とあるオイスターバーで食べた牡蠣が感動的においしくて。それからですね。牡蠣の魅力の沼へとハマっていったのは」とアヤさんは振り返ります。

牡蠣が好きすぎるあまり、アヤさんは全国のご当地牡蠣の食べ歩きだけに留まらず、祭りやイベントに牡蠣焼きキッチンカーで出店する事業を始めました。各地の牡蠣生産者や漁師とも親交を深める中で膨らんできた実店舗開業への夢。「全国各地のブランド牡蠣の底力をオールシーズン感じてもらいたい」と、満を持して開業したのがココ「庭-GARDEN-」です。出店の地は多くの牡蠣好きが集まり、アヤさん自身が街の空気感を気に入っていた糸島・前原中央を選びました。

店主2

アヤさんが太鼓判を押す卓上の“牡蠣リスト”には、糸島、唐津、鹿島、八代、壱岐産などの九州の牡蠣、さらに兵庫や宮城、広島、徳島産など「北は北海道、南は宮崎」までの牡蠣の名前がズラリと40種近く書かれています。日本にはまだまだご当地牡蠣があるというのですから驚きですね。

一般的に牡蠣の種類は冬が旬の真牡蠣、夏が旬の岩牡蠣に大別され、それぞれに生食用と加熱用があります。もっというと“二倍体牡蠣”“三倍体牡蠣”という概念もあるのですが、とりあえずここでは割愛します。とにかく、牡蠣の世界もとても奥が深いんです。

アヤさんは先のリストの中から、その時期“最旬の牡蠣”4、5種を選りすぐって出しています。
すべて特級の生食用牡蠣なのでレモンを搾って“生”でチュルンと食べるのが一番の醍醐味ですが、好みで“蒸し”や“焼き”にも対応。

「これは宮城県石巻産の最高級品『夢牡蠣』(上写真)です。迫力あるでしょう。“ラスボス”との愛称もある牡蠣なんですよ」と、僕自身初めて見る“どデカい”サイズの牡蠣を差し出すアヤさん。

これを今からいただけるとは・・・興奮が止まりません。

庭 メニュー

上写真の左下が先ほどアヤさんが持っていた「夢牡蠣」(ラスボス)、右の皿が「糸島産 海王」と宮城産の真牡蠣のサイズ違い2つ、右上が「牡蠣串」。そしてグラスの上に殻付き牡蠣がのっかっているのが、日本酒の中にトプンと生牡蠣を落として楽しむ「オイスターシューター」です。

“ラスボス”との愛称がふさわしい肉厚大判「夢牡蠣」にかぶりつくと、身震いするほどのうまさ。牡蠣の味の表現でよく聞く“濃厚でミルキー”であることは間違いないんですが、このミルキーの部分がとても上品繊細なんですよね。のっぺりとした濃密さではなく、海のミネラルや牡蠣の生命力が織り成すそれはそれは深い味。うまみが幾重にも押し寄せ口いっぱいに広がります。

また、「オイスターシューター」は日本酒の中で生牡蠣が“呼吸”して、お酒も身もより滋味深く変化していきます。はぁ~口福・・・


「牡蠣1個からお気軽に。前原界隈で飲まれる方はO次会でも『サクッとオイスターシューター!』みたいな使い方もしていただけたら嬉しいです。牡蠣を食べると二日酔いもしにくいですし、元気が出ますよ」とアヤさん。

全国各地の旬の牡蠣が生・蒸・焼、そのほか多彩な創作料理で楽しめる「庭-GARDEN-」は牡蠣好きにとって聖地巡礼的な存在となるかもしれません。ぜひ「糸島の牡蠣はオールシーズンうまい」ということも覚えていてください。
7月24日(金)、25日(土)の地元のお祭り「前原山笠」の際は、店先に牡蠣露店も出すそうです。



店主2

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