「ギャラリーウォール」ってご存じですか?
お気に入りのアートや写真、ポスターなどを壁に飾り、住まいを自分らしく彩るインテリア手法として人気を集めています。「難しそう」「絵をセンス良く選んだり飾ったりする自信がない」という方もいらっしゃいますが、飾り方のパターンを覚えると意外と簡単。アートを身近に感じながら過ごせるおうち、素敵ですよね。
家づくりの段階からギャラリーウォールを取り入れることを念頭に置いておけば、飾る場所の仕上げ材や照明の選定もしやすくなります。この記事では、ギャラリーウォールの魅力や、おしゃれに見せるためのポイントを紹介します。
ギャラリーウォールとは

ギャラリーウォールとは、アートや写真、ポスター、オブジェなどを壁面にバランスよく配置し、美術館やホテルラウンジのギャラリーのような雰囲気を演出するインテリア手法です。必ずしもアートを選ばなければならないわけではなく、ポストカードや家族写真、お子さんが描いたイラストなど、飾るアイテムは自由です。
ギャラリーウォールをつくる場所も、リビングや寝室に限りません。ダイニングや玄関、廊下、階段ホールなど、住宅内の好きな場所の壁面を使えますから、「ここに飾りたいな」と思う場所を活用しましょう。
ギャラリーウォールの魅力

ギャラリーウォールは、壁を飾るだけのインテリアではありません。住まいに個性を与えるほか、暮らしの変化を楽しむことで刺激を受けたり癒されたり―小さな面積であっても、得られる効果はさまざまです。
ギャラリーウォールの魅力をご紹介します。
好きな絵やポスターをいつでも眺めていられる
お気に入りのアートや写真が常に視界に入る空間、想像しただけで楽しいですね。リビングやダイニングなど家族が集まる場所に飾れば、自然と目に入り、それがきっかけで会話が弾むこともあるでしょう。旅行先での写真やお子さんの作品を飾れば、家族の成長や思い出を振り返る空間にもなるでしょう。
インテリアは「見る楽しさ」も大切な要素。ギャラリーウォールをつくることで、少しだけ非日常感を空間に加えられるのも魅力と言えます。
壁面を使うため視界に入りやすい
ギャラリーウォールは目線の高さに設定するため、視界に入りやすく、空間に奥行きや立体感が出ます。照明との組み合わせによっては、ドラマティックな雰囲気も演出可能です。
垂直面である壁面を活用するため、床面積を圧迫することもありません。限られた広さの部屋でも取り入れやすいので、廊下や階段、玄関など、居室以外の場所の壁も活用できます。
季節感を簡単に演出できる
飾るアイテムの入れ替えが簡単なギャラリーウォールは、季節に合わせた演出がしやすいのも魅力です。飾るアイテムのテーマカラーや素材を変える、シーズンを象徴するオブジェを選ぶなど、シーズンごとにアイテムを入れ替えて変化を楽しめるのは、ギャラリーウォールならではの魅力です。
自由な発想でアートを楽しめる
ギャラリーウォールには「正解」はありません。額縁のサイズが同じであっても違っていてもいいですし、時計やミラー、ドライフラワーなどを組み合わせて個性を出すのも素敵ですね。自由な発想でライフスタイルや好み、その時の気分などに合わせて少しずつ変化させていくと、長く楽しめるでしょう。
手軽におしゃれなギャラリーウォールをつくるには?

ギャラリーウォールが気になる、でも上手につくれるか不安という方のために、おしゃれなギャラリーウォールを手軽につくるためのポイントをご紹介します。
余白を意識する
第一印象がおしゃれなギャラリーウォールは、必ず適度な余白を残しています。一つひとつのアイテムを引き立たせたいなら、詰め込みすぎず余白をつくることを意識してみましょう。まず「たくさん飾る」という考えを手放してみてください。
あわせて、飾る場所の周囲とのバランスもチェックしましょう。ソファやチェストなどの家具に近すぎないか、窓のカーテンと重ならないかといった点に気を配るだけで、ギャラリーウォールがある壁全体にまとまりが出ます。
テーマか色を一つに絞る
いくらお気に入りのアイテムばかりであっても、テイストや絵のタッチ、額縁の色などがまちまちだと雑多な印象になりやすいです。ギャラリーウォールづくりに慣れるまでは、「北欧」「植物」「旅行」など、テーマを絞ってアイテムを選びましょう。
テーマを選ぶのが難しければ、額縁の色を一つに決めるとハードルが低くなります。絵やポスターのタッチが異なっていても、額縁が統一されていれば、距離を取ってギャラリーウォール全体を眺めた時にセンス良く見えます。飾る場所のインテリアテイストに合う色にすれば、より完成度が高くなるでしょう。
レイアウトのパターンを固定する
あらかじめアイテムを飾るレイアウトパターンを決めておくと、飾る時に配置に迷うことがなくなります。額縁を縦横一直線に並べる「グリッド型」ですっきりまとめたり、アイテム全体の輪郭がひし形におさまるよう並べる「アート型」、同じ高さだけ斜めにずらしながら並べる「階段型」など、好みのパターンを決めておきましょう。
まとめ
お気に入りのアートや写真を飾るだけでなく、自分らしい暮らしや住まいの個性を表現できるギャラリーウォール。無地の壁紙で仕上げて終わり、となりがちな壁面をアートで華やかに彩って、毎日の暮らしをより豊かに楽しんでみてはいかがでしょうか。

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住宅設備メーカーや住宅コンサルタント会社、大手ハウスメーカーでの勤務を経て独立。 日常の中に非日常を感じられる空間づくりをコンセプトとし、住宅やオフィス・医療施設・店舗などの設計およびインテリアコーディネートに携わっています。 建築インテリア関連記事の企画執筆や監修業務、研修講師、建築関連資格対策テキスト監修、工務店施工事例集ディレクションなどの実績も多数。
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