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老舗ベーカリーの新境地、おいしくて健康的な低糖質パン

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ここ最近、福岡には魅力的なベーカリーが次々とオープンし、気になるお店がたくさん。そんなパン激戦区において、長年愛され続ける“街のパン屋さん”は貴重な存在です。今回は老舗のひとつ、高砂にある「ベークショップイワハシ」を訪れました。

1982年に薬院で創業した「ベークショップイワハシ」。大橋にも長い間店舗を構えていましたが、2011年に現在の高砂へ移転、薬院店は数年前に閉店しています。

私は薬院店を訪れることが多かったのですが、その頃を思い出すレトロなロゴもいいですね。そして店舗の前には「低糖質パン」、「低糖質スイーツ」と書かれたのぼりがはためいています。

温かい雰囲気の店内には焼き立てのパンがずらり。あんパン、メロンパン、クリームパン、ベーコンエピなど、なじみ深いパンのラインナップにほっとします。

と思っていたら大豆パン、低糖質パンといった見慣れないパンが並ぶコーナーが。このパンこそ「ベークショップイワハシ」が再び注目を集めている立役者なのです。

お父さまの跡を継いで約40年になる2代目店主・岩橋敏和さんは、15年ほど前に「劇症1型糖尿病」という急激に進行するめずらしい糖尿病にかかり、一時は命が危ぶまれる状況だったそう。その頃、主治医から「あなたと同じように糖質を制限している人が食べられるパンを作ってみては」と言われたことをきっかけに、岩橋さんの低糖質のパン作りが始まりました。

低糖質パンは、小麦粉の代わりに大豆粉を使って作られています。「最初の頃は、生地が団子のようになったり、大豆の味が強すぎておいしくなかったり、なかなか思うようにいきませんでした」と岩橋さん。それでも諦めずに改良を重ねた低糖質パンは、いまや全国から注文が来るほどの人気に。この日も発送分の食パンが何本も焼かれていました。

「低糖質大豆食パン」(6枚切り 930円)は、大豆粉を中心に、小麦ふすまや天然甘味料のステビアやエリスリトールなどを使った低糖質パン。1枚あたりの糖質は4.5gと、普通の食パンの1/5ほどに抑えられています。原材料の大豆粉や甘味料が高価なため、ほかのパンに比べて価格は高めですが、糖質制限をしている人から高い支持を得ています。

もう少し緩やかな糖質制限の方には、大豆粉に小麦粉を10%加えたパンもおすすめです。「低糖質クロワッサン」(430円)は、層になった生地は深みのある味わいで、大豆を使用していることに気づかないほど違和感がありません。このおいしさで低糖質というのはうれしいですね。

もちろん小麦粉をメインにしたパンも健在です。なかでもプチパンにミルククリームを挟んだ「ルンルンパン」(140円 ※写真右)や、ザクッとした食感と優しい甘さを楽しめる「メロンパン」(230円)は、変わらないおいしさ。子どもの頃から食べていたと懐かしむ方も多いそうです。

パンのほかに、チーズケーキやティラミス、シュークリーム、プリンなど低糖質のスイーツも充実しています。

「低糖質ザッハ」(930円)は、メーカーと共同開発したチョコレートを使い、糖質を7gに抑えたチョコレートケーキ。パンと同様に大豆粉を使用していますが、まったく気づかないほど濃厚でおいしいチョコレートケーキです。糸島「板垣養鶏場」の卵や小国のジャージー牛乳、ゲランドの塩などを使用した「低糖質プリン」(500円)は糖質1g。カラメルを使った糖質4gのプリンも用意されています。どちらも糖質を控えている方にとって救世主のような存在です。「コーヒー」(260円)などのドリンクと一緒にイートインも可能です。

糖質1gの「大豆のフィナンシェ」(各400円)や1枚あたり糖質2.46gの「大豆のチョコクッキー」(5枚820円)などの焼き菓子も。罪悪感なく食べられるスイーツはダイエット中の方にもうれしいですね。

愛される味を守りながら、新しい分野にも挑戦する「ベークショップイワハシ」。その柔軟性が長くのれんを守る秘訣なのかもしれません。ずっと続いてほしいお店ですが、今後のことを考えて事業を継承する人を探しているそうです。昔ながらのパンも低糖質パンも、受け継がれていくことを願うばかりです。

店舗名:ベークショップイワハシ
ジャンル:パン
住所:福岡市中央区高砂2-9-14
電話番号:092-985-1122
営業時間:8:00~19:30
定休日:日曜・祝日
メニュー:クリームパン230円、大納言博多あんパン250円、ライ麦食パン230円、大豆バンズ380円、大豆チーズバンズ430円、低糖質チョコデニッシュ540円、低糖質チーズケーキスフレ930円
URL:https://www.instagram.com/bakeshop_iwahashi/

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この記事を書いたひと

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