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廃墟団地が満室御礼⁉ 負の遺産が夢をつなぐ‼

門司港近く、築75年の団地2棟を90万円で買った「吉原ビル」の吉原隆紀さん(49)。「最初の3年は賃料月額1万円」「DIYの材料や道具は家主が提供。技術指導も行う」として入居募集を行ったところ、全24戸があっという間に満室になった。

 

「エスニック料理店」「アートフラワー店」「ブックカフェ」「秘宝館」などが営業中、「秋にバーを開く」と改装を急ぐ部屋もある。しかもお店だけではない。趣味部屋として借りる人たちは「1万円なら冒険できる」と口をそろえる。入居者同士部屋を訪ね合ったり、敷地内に畑を耕し共同で家庭菜園を作るなど、団地ならではのコミュニティも生まれた。


15年ほど前からDIYで多くの古い団地やビルを蘇らせてきた吉浦さん。「DIY初心者にもこの団地で経験を積んでもらい、次のステップとして空き家の利活用に寄与できる人材を育てる」のが狙いだ。現在、全国の空き家総数は900万戸、これらを蘇らせることが日本各地の活性化につながる、と考える。


大学卒業後、吉浦ビルに入社した25歳の森田英介さんは、福岡県内でも空き家率が高い大牟田市で築50年以上の物件を担当したところ建物に残された‘昭和ムード’に魅了された。「昭和は人口が多く元気で栄えていたから、うらやましい」と言う平成生まれの森田さん。高専の学生も授業の一環としてDIYに参加。「負の遺産=空き家」は教育にも貢献している。
 

九州各地で1万棟の再生を目指す吉浦さんたちの、「負の遺産」で人々の夢と未来をつなぐソーシャルビジネスを追った。

<取材先データ> 

吉浦隆紀さん
吉浦ビル( 門司港1950団地、古里荘、愛ランドについて  )
https://www.yoshiura-build.com/

 

団地内店舗
Mrs.ドラゴンローズ インスタにて問い合わせ
https://www.instagram.com/mrs.dragonrose/

 

フロレア インスタにて問い合わせ
https://www.instagram.com/florea81664/

 

たまゆら珍館 HPにて問い合わせ
https://www.tamayurachinkan.com/

 

取材後記

DIYによる店や住居つくりをしている方は多くなってきていると思います。初心者でもYouTubeを参考にしたり、仲間を中心にワークショップで改装したり…という話もよく聞いていました。

 

今回取材した「門司港1950団地」も同様なのですが、難しい箇所はオーナーの吉浦さんが手伝いながら仕上げていきます。手厚いサポートはなぜなのか、不思議に思っていた所「ここで自信をつけた入居者さんが次のステップとして、社会課題となっている空き家空きビルを出店先として改装し、街の再生につながってほしいから皆さんに教えています」とのこと。

 

廃墟団地がスタートアップの支援拠点となるかもしれない、そう思うとワクワクします。そんなワクワクを実現させている‘クセ強め’の入居者さんの詳細は番組内では収まり切れなかったので「RKB NEWSDIG」に掲載しています。是非パワフルな皆さんの活動をご覧ください。

 

注)

「門司港1950団地」は1950年から51年にかけて建てられた集合住宅で、番組では「築75年」と表現しています。

 

(RKB毎日放送/石川恵子)

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