クリエイティブ・プロジェクト・ディレクターとして、様々なプロジェクトに携わる倉成英俊氏は、自身がタイトルが良いと思う本を長い間収集し続けてきました。そして2022年、タイトルが良い本のみを扱う本屋「good title books」をオープン。そこから店主・倉成氏お薦めの“食に関わる一冊”をご紹介します。
言葉を紡ぐ、という。内田さんの文章を読むと、紡ぐ、というのがぴったりだなと思う。
その言葉とその言葉を紡いで文章にするのか、という驚きがあり、感動がある。その紡がれた糸を読者が辿っていくとまた思いがけないところに紡がれている。ミクロとマクロで面白いのだ。
今、自分が、文章の教室があるなら、受けてみたい人として、真っ先に「内田さん」と答えるだろう。もちろん聞かれてもないし、会ったこともないので、独り言だが。
内田さんの作品で最初に読んだのは「モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語」。
https://amzn.to/4aZmP0e
この本も抜群に面白いのだけど、もしかしたら本屋をやっているからこそ惹かれるタイトルの可能性もあるので、good title booksとして入荷するのはこちらの方にした。
皿の上に、イタリア
これは、食、つまりグルメの本であるが、グルメ本ではない。そう思って手に取らない人がいては勿体無い。また、食の紀行エッセイと捉えられても、また違う。そう思って手に取らない人がいても本当に勿体無い。
描かれるのは、食を通じて繰り広げられるイタリアの文化と人間模様。食はそれを際立たせる名脇役。
イタリアを知る、世界を知る、人間を知れる。皿にも本にも、浅いものも深いものもあるが、これは、かなり深いもの。ぜひ、ご堪能ください。エスプレッソやカプチーノでも飲みながら。休日の昼間に、ワインを飲みながらもいいかも。
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