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北九州市の夏祭り「小倉祇園太鼓」が3年ぶりに開催されました。この祭りは、大人だけでなく多くの子供たちも太鼓を演奏します。約20年前から参加を続けている地元の小学校を取材しました。
「太鼓総見」実施 「競演大会」は見送り
3年ぶりに開催された北九州市の夏の風物詩「小倉祇園太鼓」。無病息災などを願い400年以上も前に始まったとされていて、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
今年は新型コロナの感染対策のため、多くの団体が集まる「競演大会」や70台以上の山車が街を練り歩く「廻り祇園」は見送りとなりましたが、代わりに太鼓の腕前を披露し合う「太鼓総見」が子供と大人の部に分かれて行われました。
今年は新型コロナの感染対策のため、多くの団体が集まる「競演大会」や70台以上の山車が街を練り歩く「廻り祇園」は見送りとなりましたが、代わりに太鼓の腕前を披露し合う「太鼓総見」が子供と大人の部に分かれて行われました。
22年前から参加の小学校
小学校OBが指導
小倉北区にある中島小学校です。総合学習の一環として、卒業生や地域の協力を得ながら、22年前から祭りに参加しています。但し、学校の代表として「本祭り」で演奏するのは5年生のみ。新型コロナの影響で、去年とおととしは祭りが中止となったため、現在の6年生は憧れの舞台に立つことはできませんでした。
6年生の高津志乃さん「伝統に触れる感じだったのですごく楽しみにしてたんですけど、なくなるってなると悲しいなって、出たかった気持ちはある」
小学校OBが指導
そこに現れたのが6年生です。練習で培った技術を後輩たちに伝えようと、急きょ駆けつけました。
先輩の腕前を目の当たりにした5年生は・・・。
先輩たちの思いをしっかりと受け取った5年生。授業時間にとどまらず、朝や昼休みも使って毎日、練習に励みました。
「この時にこうなっているから、ドンドンって」「こう腕を伸ばして」
先輩の腕前を目の当たりにした5年生は・・・。
5年生の永留穂花さん「迫力とか全然違って、6年生を見習って上手くなりたいと思った」
5年生の小林佳歩さん「私たちとは違って、お囃子がすごく大きく歌えていたり、そろっていたりしていた」
先輩たちの思いをしっかりと受け取った5年生。授業時間にとどまらず、朝や昼休みも使って毎日、練習に励みました。
「太鼓総見」本番当日
受け継がれる伝統
そこに現れたのが6年生です。練習で培った技術を後輩たちに伝えようと、急きょ駆けつけました。
「この時にこうなっているから、ドンドンって」「こう腕を伸ばして」先輩の腕前を目の当たりにした5年生は・・・。
5年生の永留穂果さん「迫力とか全然違って、6年生を見習って上手くなりたいと思った」先輩たちの思いをしっかりと受け取った5年生。授業時間にとどまらず、朝や昼休みも使って毎日、練習に励みました。
5年生の小林佳歩さん「私たちとは違って、お囃子がすごく大きく歌えていたり、そろっていたりしていた」
「太鼓総見」本番当日
いよいよ本番当日。5年生が太鼓総見に臨みます。今回、6年生も祭りに参加することになりました。太鼓は叩きませんが、山車を引いたりお囃子を歌ったりして、5年生をサポートします。
「笑顔でね、笑顔。お囃子、前向いてそうすればいいんよ」「頑張るぞ!おー!」6年生の思いを胸に、勇まし音色と元気一杯のお囃子が小倉の街に鳴り響きました。
受け継がれる伝統
5年生の水落力瑛くん「演奏はしているけれど記憶がない感じ」3年ぶりに開催された小倉祇園太鼓。伝統ある祭りへの思いは、地元の子供たちにしっかりと受け継がれています。
5年生の永留穂果さん「緊張したけど頑張れたと思います。練習の成果を出せた。次は4年生たちだから、みんながわかりやすいように教えてあげたい」
6年生の村上愛莉さん「5年生は上手かったです。リズムを間違えても、すぐに戻せたところが一番上手かったです」
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