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「天神ロフト」移転でミーナ天神への出店検討 どうなる“天神の未来地図”

生活雑貨のロフトは「天神ロフト」の営業を来年3月で終了し、天神エリアの別の場所でリニューアルオープンすると発表しました。再開発が進む天神、どのように生まれ変わるのでしょうか。

「天神ロフト」来年3月で営業終了し移転

福岡市中央区渡辺通りのビルに入居する「天神ロフト」。生活雑貨や文具など豊富な品揃えで人気を集めていますが、テナントの契約満了となる来年3月で営業を終了し、天神エリアの別の場所でリニューアルオープンすると発表しました。


利用者「え?そうなんですか?移転先が天神ならいいですけど、ずっとここにあるイメージなので。よく利用していました。地下街とつながっていたら、もっと楽かなと思う」
RKB三浦良介「ロフトは1階から6階まで入居していますが、退去後のテナントは決まっておらず、これから誘致するということです」

「九州の秋葉原」がキャッチフレーズ

入居テナントは・・・

ビルの管理会社は「早期に後継テナントの誘致実現を図る」とした上で、「現時点ではビルの建て替えの話はない」としています。ロフトが入居するビルは、1989年に「九州の秋葉原」をキャチフレーズに、電気製品の格安専門店「ユーテクプラザ」として開業。
しかし、1994年に当時の運営会社が経営悪化により撤退したため、ゲームや玩具などの専門店「ジークス天神」にリニューアルしました。2004年からは女性をターゲットにしたファッションビルとして、看板を青からオレンジに変更。そして、2007年11月に九州第1号店として天神ロフトがオープンしました。

入居テナントは・・・

ジークス天神時代から、地下1階で営業するプラモデルやフィギュアなどの専門店は、ロフトの移転について・・・
トムソーヤ 弓削英之さん「突然聞いたので、びっくりしているのが正直なところで、お客さんを呼んでくれるようなテナントが入ってくれたらありがたい」
また、去年8月にオープンしたQTnetが運営するeスポーツの複合施設も、営業は続ける方針です。
QTnet eスポーツ事業グループ 小橋勝之グループ長「建て替えはないと聞いているので、eスポーツの聖地として頑張りたい」

天神ロフトの移転候補はミーナ天神

高さ制限の特例承認や福岡市独自の容積率緩和などで、民間によるビルの建替えを促進する「天神ビッグバン」。天神コアや天神ビブレ、そしてイムズと大型の商業施設が相次いで閉館し、新しいビルとして生まれ変わろうとしています。
福岡市によりますと、先月末までに天神ビジネスセンターを含む43棟の新たなビルが竣工していて、2026年までに70棟のビルが建て替わる見込みです。
RKB三浦良介「天神ロフトの移転先として候補に挙がっているのが、来年春にリニューアルオープンするミーナ天神です」
今年8月に閉館した「ミーナ天神」は、同じく8月に閉館した「ノース天神」を統合し、一体化する形で全面改修されています。来年春に、総売り場面積が約2万2000平方メートルの大型商業施設としてリニューアルオープンする計画で、テナントとして九州最大規模のユニクロやGU、ブックオフなどの入居が決まっています。
関係者によりますと、ロフトもミーナ天神への出店を検討していて、交渉を進めているということです。

“天神の未来地図”は

高さ制限の特例承認や福岡市独自の容積率緩和などで、民間によるビルの建替えを促進する「天神ビッグバン」。天神コアや天神ビブレ、そしてイムズと大型の商業施設が相次いで閉館し、新しいビルとして生まれ変わろうとしています。
福岡市によりますと、先月末までに天神ビジネスセンターを含む43棟の新たなビルが竣工していて、2026年までに70棟のビルが建て替わる見込みです。

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