誰でも安全に使える!「インクルーシブな遊具」公園にお目見え

「インクルーシブ」=「物事の全体を包み込む」。インクルーシブ社会は、年齢や性別、国籍、障がいの有無に関わらず、共生していく社会を指します。こうした社会に対応する遊具広場の整備に向け、福岡市の公園に期間限定で遊具が設置されています。先日、体験会が開かれました。

 

◆「インクルーシブな遊具」とは?
背もたれがある回転遊具に、車イスからも乗りやすいよう低く作られたトランポリン。福岡市の舞鶴公園に期間限定で設置された遊具です。この日は、体験会が開かれていました。

「耳が聞こえづらい、目を合わせるとドキドキするお友達もいるね。みんなで一緒に楽しんで遊べるのが、インクルーシブな遊具広場です」

「インクルーシブ」とは「全てを包み込むさま」のこと。つまり、障がいの有無に関わらずみんなで遊べる公園です。

◆公園はバリアフリーでも…
福岡市公園部整備課 井上雄介課長「障がいのある人は、公園はバリアフリーでも遊具でなかなか遊べないというお話がありまして」
コトブキ マーケティング本部 福田英右さん「注意を促す部分には黄色、そのほかはブルー。色弱の子供が認識しやすいのが黄色と青」

公園遊具の総合メーカーによりますと、2年ほど前からこうした遊具を設置する公園が全国に増えているそうです。

コトブキ マーケティング本部 福田英右さん「いろいろな難易度、いろいろな遊び方、アクティブな遊び、手先を使って静かに遊ぶさまざまな遊びを多く取り入れているところが(これまでの遊具と)大きく違う」

◆障がいにも配慮した設計
バリアフリーの観点だけでなく、知的障がいや発達障がいがある子供も、みんなが楽しめるように工夫されています。

RKB正福里奈「人混みやさわがしいところが苦手な子供が、ひとりで静かに過ごせる空間になっています。一方で、中と外から手を出して交流もできる遊具になっています」

下半身にマヒがある小学1年の牧瀬楓季さんは、体を支えてくれるブランコが気に入ったようです。

「ママがこうやって持っておかないと(ほかのブランコは)乗れないやん」
「でもこの公園だと安心かな」

小学1年の林花桜里さんは知的障がいと発達障がいがあります。活発に動き回るので家族は目が離せません。

姉の夏月海さん「普通のトランポリンは鉄の部分があってすごくはねたりするけれど、安全面でも大丈夫だな」
父の林正雄さん「こういう遊具がもっと福岡市にできたらいいなと思いました。。人と人とのつながりがもっとできていけばいいと思うので、障がいがある子供を持つ親も積極的にお声がけしていきたい」

遊具の設置期間は11月30日まで。福岡市は感想や要望を市民から集めて、2023年度からインクルーシブな遊具の整備を進めたい考えです。

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