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「ギラヴァンツ北九州」新社長は元商社マン“地域をさらに盛り上げる”~サッカーJ3

サッカーJ3「ギラヴァンツ北九州」の社長を今シーズンから務める石田真一さんは、元商社マンです。データを駆使した広報戦略で、クラブの成長と地域の盛り上げを目指します。

“J2昇格”目指す


月5日、ホームで開幕戦を迎えた「ギラヴァンツ北九州」、J2昇格を目指した今シーズンの戦いが始まりました。試合前、サポーターに笑顔でグータッチをしている男性は、ギラヴァンツの社長に就任した石田真一さんです。
石田社長「私に課せられたミッションは、クラブとしてさらなる成長を果たすこと、そしてクラブとしての活動を通して地域をさらに盛り上げること」

“支援のお願い”スポンサー回り

自らが課したミッションを達成するため、開幕前にはスポンサーを回り支援をお願いしました。
石田社長「Jリーグの場合ですと、もともとの理念として地域とともに育っていく、その理念のところで仕事をさせてもらえたらうれしいなと思って参った」
九州機電 西賀徹社長「バイタリティあふれる社長で、チームが上っていくことで市民も勇気づけられるものもあると思う」

サッカー経験なしの元商社マン

石田社長はサッカーの経験がありません。これまで人生の大半を商社マンとして過ごしてきました。鹿児島県の出身で北九州には縁がありませんでしたが、玉井行人会長との出会いからおととしギラヴァンツに入社しました。
玉井会長「データを駆使した広報、マーケティング。その辺にすごい期待をしています」
石田社長「個人の属性に行動や購買の履歴をひも付いたデータをなるべく整備して、適切なプロモーションを届けられるようにしたい」
データ分析に自信をのぞかせる石田社長ですが、一方でスポーツビジネスという分野の難しさも感じています。
石田社長「勝つ負けるは自分たちでコントロールできない範囲ですので、勝つことを前提としたクラブの経営にしてしまうと支障がでてくる。一般のビジネスの場合ですと、企業が提供する商品やサービスは品質が担保される、そこの違いは大きいと感じる」

サポーターの期待

迎えた開幕戦。サポーターに新社長への期待を聞きました。
サポーター「監督と社長と会長としっかりやってJ2に行ってほしいなと思う」「前の社長のファンで、写真付きグッズを作っているぐらい玉井会長が大好き、石田社長が自分の推しになったら作りますね」
シーズンを占う開幕戦は、先制されるも後半なんとか追いつき、引き分けとなりました。
石田社長「なんとか勝ち点1をひろえて、少しほっとしています。最後まであきらめずに走って仲間のために戦うところ、ファンの人が楽しんでいただける形にできれば」
3年ぶりのJ2昇格を目指して、新社長の経営手腕が試される一年となります。

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