あの会社も！福岡を盛り上げる新たな挑戦！「ららぽーと福岡」

2022/05/04 15:58

2022年春、「三井ショッピングパーク　ららぽーと福岡」がオープン。「ららぽーと」は関東を中心に全国展開している大型商業施設で、今回が九州初進出だ。衣料品・雑貨・飲食店など全館で222のテナントが入り、福岡の新たな拠点として大きな経済効果が期待されている。
今回は、ららぽーと福岡に出店した数あるテナントの中から、福岡県民になじみの深い会社の“新たな挑戦”に注目した。

久原本家の“体験型イベント”と“ファストフード”！

ららぽーと福岡が４月２５日にオープン。福岡に巨大ショッピングモールが登場するということで話題が尽きない中、そのテナント事情が面白い。

いまや全国にファンがいる「茅乃舎だし」で有名な久原本家。一見ショップに見えたテナントの中を進むと、中にはキッチンが！　親子でクッキング教室に参加できるというこれまでにない久原本家のお店になっている。さらに、驚くべきことが！　お店の前にフードカーがある。売っているものは「出汁ふりポテト」。フライドポテトに茅乃舎だしを贅沢にもかけていただくという新商品。これまで見たこと無い久原本家を感じることができそうだ。

続いては、レガネット。地元の方に人気のスーパーの中には、西鉄バスが横たわったいた！　子どもたちが運転手になりきって写真を撮ることもできる。流石西鉄グループ。さらに、シェフズクラフトコーナーでは、西鉄グランドホテルのシェフのスイーツの味を忠実に再現した贅沢な品が並ぶ・・・。これも新業態だ！！

最後に、ロフト。福岡県内３店舗目だが、このららぽーと福岡店は一味違う。それは商品の陳列方法。クランク導線と呼ばれる手法で購買意欲を掻き立てる。
　
何かと話題の多いららぽーとだが、ここでしか味わうことができないコトを体験していきましょう。

まずは「久原本家」！久原本家グループといえば、“あごだし”で世界的な人気を誇る福岡発の食品メーカー。ららぽーと福岡店では、グループ最大級の200平方メートルの売り場に「茅乃舎」「椒房庵」など全ブランドの商品を展開している。

そんな中、売り場の隣に「くばラボ」という “食のイベントスペース”を併設。ファミリー層向けに、あごだしを使った料理教室などの体験型イベントを開催している。

さらに店の外には「茅乃舎のだしふりポテト」と書かれたキッチンカーが。「だしふりポテト」とは、余計なものは一切加えていない北海道産ポテトを中太ストレートで揚げ、「茅乃舎だし」か「野菜だし」を好みでふりかけて、袋の中でフリフリまぶしてから食べてもらおうというもの。久原本家がファストフードに初挑戦だ。

「くばラボ」に「だしふりポテト」。福岡発の老舗企業が、新たな取り組みを始めていた。

にしてつストアの“ダブルで新ブランド”作戦！

次は西鉄グループのスーパーマーケット「にしてつストア」だ。にしてつストアといえば、「レガネット」や「スピナ」などのブランドで福岡県内62店舗を展開している、県民の胃袋を支えるスーパーマーケット。ららぽーと出店で、「レガネット　デイリーエンターテインメントスクエア」という新ブランドを立ち上げた。なぜ“エンターテインメント”なのか？

実はなんと店内に、福岡のシンボルとも言える西鉄バスが！乗務員の制服を着て運転手体験をしながら記念撮影も楽しめる。西鉄グループだからこそ実現したエンターテインメントだ。

これだけではない。西鉄グループの高級ホテル「西鉄グランドホテル」のシェフ監修によるオリジナルスイーツブランド「シェフズクラフト」も初の取り組みだ。今回の出店に合わせ、こだわりの卵と糸島産の牛乳をたっぷり使ったプリンと、佐賀県産の大豆「ふくゆたか」のきな粉をまぶしたわらび餅のオリジナル商品を開発。

西鉄ストアがららぽーとに立ち上げた新ブランドは、遊び心とこだわりが詰まった、西鉄グループ本気のエンターテインメントだった。