PageTopButton

学生が地域の応援団に!”筑後川ブランド”選挙

大学生が創る”筑後川ブランド”

福岡県の南部、筑後地域に流れる筑後川。その中流域にキャンパスがある久留米大学の経済学部で、地域の経済を学ぶ学生が授業の一環として地域振興のための「筑後川ブランド」作りに取り組んでいます。「筑後川ブランド」とは、地元学生と生産者の皆さんがタッグを組み作り上げられている独自の地域ブランド。筑後川、矢部川流域だけでなく、上流域の大分県や熊本県、そして下流域の柳川や大川、佐賀市までのエリアで生産された食品や日用品、工芸品の中から住民たちの人気投票によってブランド認定をしています。例年、ブランド認定は一般のお客さんの前でPRが行われていましたが、今年はコロナ禍で大学内でのオンライン配信で開催という形になりました。それぞれの学生が担当の商品を持ち、生産者と打ち合わせを繰り返しながら、商品のPR内容を決めていきます。

足ふみ健康器具「ふみふみ君」

3年生の松下くんが担当しているのは、木工の町大川で作られる「足ふみ健康器具・ふみふみ君」。「貧乏ゆすり健康法」を簡単に実践できる廃材利用の健康器具です。話しながら、TVを見ながら5分間やっているだけで1000歩の運動効果になるという商品。学習能力も上がる⁉とか??

・足ふみ健康器具「ふみふみ君」・・・1万5,000円
※貧乏ゆすり健康法を実践できる 廃材を再利用

くるめが香るコースター

2年生の中原さんが担当するのは、江戸時代から続く鬼瓦で知られる城島瓦の職人が作った瓦のコースター。実際に生産現場を訪ね、取材し、今回は商品のPR動画も作成しました。はじめは迷いがあったという瓦職人も、「頑張れば応援団も増えるんじゃないか」と、学生達に協力します。

●渋田瓦工場/久留米市城島町楢津
・くるめが香るコースター・・・1枚600円

バナナ葉ブレンド健康茶

大川市で温泉の熱を利用して栽培されているのは…バナナ。そして今回のノミネート商品はこのバナナの葉を原料にしたお茶。自家製のレモングラスと月桃をブレンドしたオリジナルの健康茶です。

●大川温泉/大川市中八院
・バナナ葉ブレンド健康茶・・・1,320円

Haze-M Candle

筑後川ブランド大会には第一回から裏方としても参加していたサポーター的な松尾利香さん。久留米特産のはぜろうを使ったアロマキャンドルで参加。香りのキャンドルとしてだけでなく、炎で溶けたはぜろうオイルは、天然成分のみで作られた極上のマッサージオイルです。担当する3年生の北島くんは「コロナ禍で、リラックスすることに必要性を感じ、この商品にはその力がある」と魅力を感じました。

・Haze-M Candle・・・4,000円~
※器の種類によって価格は変わります

学生たちが直接生産者に取材をして、商品に触れ、その魅力を伝える「筑後川ブランド」。学生の発信力により、新しいことに挑戦してみよう!という事業者も増えてきているようです。筑後川ブランド委員会事務局長の藤谷先生は「学生たちがこの流域にいることで、まさしく生産者と消費者の架け橋になれる。大学生の存在こそが貴重な地域資源だ」と話します。

☆第5回筑後川 ブランド大会総選挙
11月8日(日)午前10時~オンライン生配信
詳しくはHP→https://chikugogawa-brand.com/

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう