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【ととのいMAP】究極の水風呂

暮らし
”ととのう”とはサウナでの専門用語。サウナのあと、水風呂に入り、休憩をする…これを3回ほど繰り返すことで訪れる”快感”の状態のことを言います。「totonoimap」では温泉大国九州の魅力ある様々なサウナを紹介していきます。

同行いただくのは、WEBマガジン「九州とサウナ」プロデューサーの金沢昂紀さん。サウナが好きすぎてロシアからサウナの木材キット輸入し、家にサウナを作ってしまったという強者なんです。大手旅行会社でサラリーマンを務める傍ら、サウナ愛が前に出過ぎてWEBマガジン「九州とサウナ」をプロデュース。サウナイベントなども開催しています。
今回は「究極の水風呂」をテーマに、暑い夏にとっておきのサウナをご紹介。

地獄熱波サウナ×極上天然水「筑紫の湯」

まず訪れたのは、福岡県筑紫野市にある「筑紫の湯」。子どもが遊べる施設やゴルフ練習場、ボーリング場など様々なレジャー施設も併設されています。

大浴場には美容や健康への効果が期待できる水素水風呂や炭酸風呂があります。
お湯は九千部山の伏流水である“筑紫野の天然水”を使用。約50項目の厳しい水質検査をクリアした良質のミネラル成分を豊富に含んでいる天然水は、飲料水としても提供されていて、まろやかでのどごしが良いのだとか。
 

そんな「筑紫の湯」のサウナは「地獄熱波サウナ」。社長自らが考案した「地獄熱波サウナ」は3本のダクトから熱風が10分おきに10分間吹き荒れます。はじめにサウナ室前のミストシャワーで水分をまとい“地獄熱波サウナ”に突入。室温は120℃前後で、汗さえも乾いてしまうほどの熱風が全身を吹き付けます。
サウナから出た後は掛水を行い、メインディッシュの天然水風呂へ。16℃から17℃の水風呂は、冷たいものの体に馴染む心地よさです。

そしてもう一つの水風呂である25℃から30℃の天然水ぬるま湯へ「水風呂ホッピング」。冷たい水風呂からぬるめの水風呂に入ると“ととのい方”が違うそう。天然水の軟らかさに全身を包まれる感覚がし、水風呂の中でととのうのです。
更に外気浴でととのいタイム。金沢さん曰く「サウナ入って水風呂入れば冷房いらず」という位、爽快感が続くため夏のサウナもオススメなのだそうです。
ととのった後は恒例のサウナ飯。筑紫の湯に併設された「どんちゃん亭」の「あつあつホルモン茶そば&原田のたまご」をいただきます。八女の「お茶村」というお茶屋からヒントを“茶そば”。お茶の風味とパリッとした食感がおいしく、プリプリのホルモンと相性抜群の一品です。筑紫野市で採れた卵を使った卵かけごはんもセットになっていて、これに入浴料がついて1690円というお得なセットもあります。
入浴料大 人:平日750円 土日祝780円
こども:平日400円 土日祝430円
あつあつホルモン茶そば&原田のたまご1380円
あつあつホルモン茶そば&原田のたまご+入浴料1690円
〇筑紫の湯&筑紫野スポーツランド/福岡県筑紫野市筑紫
電話番号 (092)919-8426
 

究極!水風呂の終着点「寒の地獄旅館」

大分県九重町にある「寒の地獄旅館」。江戸末期に源泉が見つかり、昭和3年から湯治宿として営まれています。7月から9月までの限定で冷泉を楽しむことができます。

冷泉は毎分2160ℓの自然湧水で、水温は年間を通して約13℃。硫黄泉の冷泉は皮膚病や胃腸病、糖尿病などに効果があると言われていて、飲泉もできます。

常連客の入浴法は、頭に水を被ってウォーミングアップし、10分入浴を3セット。
湯船に浸かるようにスッと入るのがポイントで、3分程浸かると肌の表面は冷たいものの内側が温かくなってくるんだそう。

冷泉の後はストーブが鎮座する暖房室で暖を取るのが“寒の地獄流”。水分をタオルで拭かずに入浴の倍の時間をかけ、暖房室で自然乾燥させると入浴の効果が上がるとされています。暖房室から出た後は水風呂に入った後のような不思議な浮遊感を覚えるのだそう。地獄の水の冷たさを乗り越えた至福のととのいタイムです。
冷泉入浴料1時間:700円
2時間:1000円
※冷泉は7月から9月限定、男女混浴、水着着用
〇寒の地獄旅館/大分県玖珠郡九重町田野257
電話番号 (0973)79-2124
 

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