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海であそび、まなび、つたえる

“日本一ハードルの低いビーチクリーン”。
これは、福岡県内では知る人ぞ知る海の環境保護を目的とする一般社団法人「くらげれんごう」のキャッチコピー。主にビーチクリーンイベントなどを開催する団体の主要メンバーは小学生をもつシングルマザーたちで、全員が海好き。

リーダーの山崎唯さん(43)は週の半分は海岸で夕飯を食べるほど。そこで気になったのが海の漂着ごみ。海に遊びに来たついでに拾っていたところ、その思いに共感するママたちと出会い、「くらげれんごう」を結成。
あくまで「海好き」が集まった団体なので、活動のベースは海で楽しむこと。ごみ拾いと聞くとストイックに環境問題と向き合うことを求めがちだが、「くらげれんごう」では「遊び」が基本。海で泳ぎ砂浜で遊びながらごみを拾うスタイル。

そのハードルの低さから、イベントを開催すると回を追うごとに初参加の人が増えている。さらに今では、小中学校への出張講座やアプリの開発など活動は多岐に渡る。シングルマザーと聞くとハンディキャップを感じがちだが、山崎さんたちが伝えたいのは「好きを仕事にする」ということ。海から始まった環境活動が人生の教訓として子ども達に広まっていく。

(制作:RKB毎日放送 / 松井 聡史)

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