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世界に羽ばたけ!俺たちのビール

色とりどり、風味もさまざま!その市場は右肩あがりのクラフトビールを福岡の名産品にしようと、福岡市の飲食店経営者とアメリカ人ビール職人・デビッドビクターさん(43)が立ち上がった。

クラフトビールの本場アメリカからタンクを輸送、水がうまい町として知られる福岡県岡垣町に醸造所を開業、ミネラル分を多く含む地下天然水を使ったビール作りを始めた。温度差で風味が変わるというクラフトビール、徹底した温度管理をしながら初仕込みを終え、2022年の年末に新作ビールを披露した。

人気はオーツ麦を使った1杯、とろっとした柔らかい口あたりにリピーターが続出だ。今後は地元農産物とコラボした商品開発も進めていく。その彼らの目標は、メイドイン岡垣のクラフトビールを世界へ届けること。そこで、光を通さず品質をキープできる、九州最大級の缶詰マシーンを採用。原料から仕込みまで様々な手法を使った缶ビール作りが開始、製造からまもなく、海外のバイヤーから熱いラブコールが!欧米3か国への売り込みが始まった。今後は地元のワイナリーや酒蔵とコラボし、町を巻き込んだ醸造を進める。ビール作りにかける男たちの熱い思いを追った。
取材先:FUKUOKA CRAFT BREWING
担当者:醸造責任者 ビクターデビッドさん
住 所:福岡県遠賀郡岡垣町内浦544
電話:093-482-8282
HP:https://fukuokacraft.com/ 値段:缶ビール 1本594円~
HPよりお取り寄せもできます。
※醸造所内のカフェで購入、飲むこともできます(金・土・日のみ営業)

取材後記

福岡県岡垣町の大自然から生まれたピュアな天然水とFUKUOKA CRAFTが出会い完成したクラフトビール。一般的なビールにない、クリーミーな喉ごしと、心地よい香り・・・クラフトビール初心者の私には驚きばかりでした。

アメリカ出身・ビクターデビッドさんの作るビールは、その発想がユニークで斬新!鏡餅の上にのせた「みかん」や、「いちご大福」を思わせるものなど、今までのイメージを覆す1杯を次々と作りだし、それを楽しみに待つファンも多いそうです。特に、博多の人気ラーメン店の「とんこつスープ」をイメージしたビールは、クリーミーな舌触りが特徴、ゆっくり時間をかけて飲みたい贅沢な味わいでした。

その美味しさを世界に届けようと、アメリカ生まれの缶詰マシンを導入、海外への販路拡大を目標に、着々と準備を進めています。世界の市場で、「MADE IN OKAGAKI」のクラフトビールが活躍する日を楽しみに、まだまだ注目していきたいと思います。

(RKB毎日放送/ 谷口 あゆみ)

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