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変幻自在!“新時代”の太陽電池

カーボンニュートラルや再生可能エネルギーなどエネルギー業界でも環境への配慮が叫ばれる中、革新的な製品で業界を席巻しているのが、熊本県南関町に工場がある、F-WAVE。その製品とは、厚さ0.2mmという極薄の「フィルム型の太陽電池」だ。

技術責任者の髙野章弘(56)が中心となって開発したこの太陽電池の最大の特徴は、『曲がる、軽い、頑丈』。薄いために折り曲げて取り付けることが可能なため、設置場所の形やスペースを選ばない。かつ軽く持ち運びも簡単なため、屋根の上など従来の限定された場所ではなく、例えば曲線状の壁など、『どこにでも』取り付けることが可能になるのだ。
この特性に着目する県外の道路舗装会社からは「フィルム型太陽電池を道路に埋めて発電したい」という依頼が。実現すれば設置場所の拡大が見込まれる。

また自動車メーカーと塗料メーカーとの3社共同で「おしゃれでカラフルな太陽電池」の開発にも乗り出した。従来はダークカラーに無機質なデザインをイメージする太陽電池にデザイン性を持たせることで、建物はもちろん、車、さらには衣類など活用の幅が広がるのではないかと期待されている。
様々な依頼に向き合い、エネルギーの新時代を切り開くF-WAVEの挑戦を追った。
取材先:F-WAVE株式会社
住所:〒861-0814 熊本県玉名郡南関町肥猪4003-1
電話:0968-66-5011
HP:https://www.fwave.co.jp/

取材後記

太陽電池は屋根の上や広い土地いっぱいに敷き詰めてある厚みのあるパネル。取材前はその程度のイメージしかなかったので、初めてF-WAVEの製品を見たときは衝撃を受けました。こんなに薄いフィルムでエネルギーを生み出すことができるのか・・・。

しかしこの驚きは序章に過ぎませんでした。「太陽電池を道路に埋める新製品を開発しています」当たり前に、淡々と語る髙野さんでしたがこちらは発想が追い付きません。何故太陽電池を道路に埋めるという発想に至ったのか、どうやって埋めているのか、そもそも発電するのか、車が乗って壊れないのか―。是非見させてください!と懇願して同行させていただいたつくば市の取材では、自社の製品と、他社の技術を組み合わせて新しい価値を生み出す、という太陽電池の明るい未来を見ることができました。

F-WAVEには再生可能エネルギーへの注目が追い風となり、共同開発の依頼が次々と舞い込んでいるそうです。次はどんな常識を覆す“新時代”の太陽電池を作るのか。それをこの目で見るのが楽しみで仕方ありません。

(RKK熊本放送/中村 壮太郎)

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