【あなたはどっち派!?もつ鍋VS水炊き】鍋料理の歴史にWHY!?ジョナサン・シガーが本場博多で大調査!!
福岡を代表する二大鍋といえば、ニンニクの風味が病みつきになる「もつ鍋」と、ほろっとした鶏肉・ダシ(スープ)が絶品の「水炊き」。福岡県民の中でも意見が分かれる二つの鍋。今回は「福岡の鍋料理 あなたはどっち派!?もつ鍋VS水炊き」を調査します。
まずは天神で聞き込み調査開始!
20歳のもつ鍋が好きという女性2人。なぜ水炊きより好きかというと「モツが好き」「味が好き」だから。
続いて57歳主婦。「味噌味もあるし醤油味もあり、ニラやもやしとか野菜たっぷりで食べられるし、家で気軽にできる“もつ鍋”が好き」。もつ鍋のシメ方を聞いてみると「ご飯の時もあるけどちゃんぽん麺!」とのこと。「東京ではちゃんぽん麺はスーパーであまり売られてない」とジョナサンが話すと、「福岡ではうどん麺、焼きそば麺、ちゃんぽん麺とフードウェイで売られています」と教えてくれました。
49歳の福岡在住11年の男性。「そんなに水炊きを食べていないということもありもつ鍋が好き」との回答。行きつけのお店がもつ鍋を出していることもあり、もつ鍋ばかり食べているんだとか。
ここまでの調査結果は全員“もつ鍋派”。なぜ“水炊き”を選ぶ人がいないのか、調査を進めていくと・・・“水炊き”を食べた事がないという若い人が多いことがわかり、10代から20代の267人の皆さんに緊急アンケート調査を実施!「水炊きを食べたことはある?」というアンケートの結果は、なんと70%の人が「食べた事がない」という衝撃の結果に!!
まずは天神で聞き込み調査開始!
20歳のもつ鍋が好きという女性2人。なぜ水炊きより好きかというと「モツが好き」「味が好き」だから。
続いて57歳主婦。「味噌味もあるし醤油味もあり、ニラやもやしとか野菜たっぷりで食べられるし、家で気軽にできる“もつ鍋”が好き」。もつ鍋のシメ方を聞いてみると「ご飯の時もあるけどちゃんぽん麺!」とのこと。「東京ではちゃんぽん麺はスーパーであまり売られてない」とジョナサンが話すと、「福岡ではうどん麺、焼きそば麺、ちゃんぽん麺とフードウェイで売られています」と教えてくれました。
49歳の福岡在住11年の男性。「そんなに水炊きを食べていないということもありもつ鍋が好き」との回答。行きつけのお店がもつ鍋を出していることもあり、もつ鍋ばかり食べているんだとか。
ここまでの調査結果は全員“もつ鍋派”。なぜ“水炊き”を選ぶ人がいないのか、調査を進めていくと・・・“水炊き”を食べた事がないという若い人が多いことがわかり、10代から20代の267人の皆さんに緊急アンケート調査を実施!「水炊きを食べたことはある?」というアンケートの結果は、なんと70%の人が「食べた事がない」という衝撃の結果に!!
ではそもそも「水炊き」の起源はいつなのか、中村調理製菓専門学校の中村校長に聞いてみました。「江戸時代、黒田長政が幕府へたまごを献上し、廃鶏になった鶏は庶民が食べていたため鶏肉が普及。水炊きや鶏めしなどいろいろな鶏料理があり、親しまれていった」のだそう。
最初に水炊きのお店として、明治38年に誕生した「水月」。さらに水炊きの歴史を探るべく3代目の林田三郎さんにお話を伺いました。
若い頃に香港に渡り、英国人の家に住み込みで働いていた祖父である初代・平三郎さん。西洋と中華の世界二大食文化を前に、平三郎さんは調理法の習得に日々明け暮れていました。西洋料理の「コンソメ」と中華料理の「鶏を炊き込む」という西洋と中華の“スープ料理”をなんとか日本風にアレンジできないものかと考えた平三郎さん。 帰国後、さっそくその技法をミックスさせ、博多の人の口にもっとも合う味を…と試行錯誤したのだそう。そうして出来上がったのが“水月の水炊き”。余計なものは加えず鶏のうまみと野菜のうまみだけで素材本来の味を引き立てる“水月の水炊き”は今も変わらず代々守り続けられています。“水月の水炊き”で一番こだわっているのが「ダイダイで作るポン酢」。毎年、冬の寒さが厳しい糸島で育ったダイダイをひとつひとつ手絞りした後、1年寝かせ甘みを引き出し、それを醤油と合わせているんだとか。水と鶏肉だけで炊いたスープ、ダイダイで作られたポン酢でいただく水炊きはとても優しく、癒される味なのでした。
そんな歴史を感じる「水炊き」、街の皆さんはどうイメージしているのか聞いてみました。
またお鍋の食べ方も人それぞれ。鶏ガラで出汁をとるコラーゲンたっぷりの水炊きが大好きだという女性は、スープに塩を入れてスープを楽しみ、シメは雑炊で楽しむと教えてくれました。また家では水炊きの方をよく食べているという男性は、水炊きの時には日本酒をいただくそうで、鍋の種類にあわせて飲むお酒も変わってくるのだそうです。
最初に水炊きのお店として、明治38年に誕生した「水月」。さらに水炊きの歴史を探るべく3代目の林田三郎さんにお話を伺いました。
若い頃に香港に渡り、英国人の家に住み込みで働いていた祖父である初代・平三郎さん。西洋と中華の世界二大食文化を前に、平三郎さんは調理法の習得に日々明け暮れていました。西洋料理の「コンソメ」と中華料理の「鶏を炊き込む」という西洋と中華の“スープ料理”をなんとか日本風にアレンジできないものかと考えた平三郎さん。 帰国後、さっそくその技法をミックスさせ、博多の人の口にもっとも合う味を…と試行錯誤したのだそう。そうして出来上がったのが“水月の水炊き”。余計なものは加えず鶏のうまみと野菜のうまみだけで素材本来の味を引き立てる“水月の水炊き”は今も変わらず代々守り続けられています。“水月の水炊き”で一番こだわっているのが「ダイダイで作るポン酢」。毎年、冬の寒さが厳しい糸島で育ったダイダイをひとつひとつ手絞りした後、1年寝かせ甘みを引き出し、それを醤油と合わせているんだとか。水と鶏肉だけで炊いたスープ、ダイダイで作られたポン酢でいただく水炊きはとても優しく、癒される味なのでした。
そんな歴史を感じる「水炊き」、街の皆さんはどうイメージしているのか聞いてみました。
1.老舗店が多く歴史も深い
2.高級な鍋(食べ方の作法がありそう)
3.大勢でワイワイとは食べられない
と、全体的に敷居が高いようなイメージを持っている人が多いようです。
2.高級な鍋(食べ方の作法がありそう)
3.大勢でワイワイとは食べられない
またお鍋の食べ方も人それぞれ。鶏ガラで出汁をとるコラーゲンたっぷりの水炊きが大好きだという女性は、スープに塩を入れてスープを楽しみ、シメは雑炊で楽しむと教えてくれました。また家では水炊きの方をよく食べているという男性は、水炊きの時には日本酒をいただくそうで、鍋の種類にあわせて飲むお酒も変わってくるのだそうです。
さらに調査を進めていくと、若い人はもつ鍋を好み、年齢を重ねるごとに水炊きを好むという結果もみえてきました。
特に若者に人気のもつ鍋、その起源を再び中村調理製菓専門学校の中村校長に聞いてみました。
諸説ありますが、もつ鍋は戦後に盛んになったと言われています。戦後帰国できない朝鮮半島の人々が福岡に住むようになり、肉類よりも内臓類を好んでいて、当時日本では捨てていた内臓部分を調理するという食文化が徐々に福岡に広がっていき、それが発展し“もつ鍋”になったんだとか。1990年代のバブル崩壊後、東京で博多のもつ鍋ブームが起こったこともあり、今や福岡の2大鍋のひとつとしてもつ鍋が好まれるようになったのです。
特に若者に人気のもつ鍋、その起源を再び中村調理製菓専門学校の中村校長に聞いてみました。
諸説ありますが、もつ鍋は戦後に盛んになったと言われています。戦後帰国できない朝鮮半島の人々が福岡に住むようになり、肉類よりも内臓類を好んでいて、当時日本では捨てていた内臓部分を調理するという食文化が徐々に福岡に広がっていき、それが発展し“もつ鍋”になったんだとか。1990年代のバブル崩壊後、東京で博多のもつ鍋ブームが起こったこともあり、今や福岡の2大鍋のひとつとしてもつ鍋が好まれるようになったのです。
最近福岡に来て初めてもつ鍋を食べたという男性に話を聞くと「想像以上に美味しくて素晴らしかった!ダシがきいていて、シメの雑炊が旨い」とのこと。この男性のようにインタビューに答えてくれた人全員が「鍋のシメは大切!シメには必ずちゃんぽん麺や雑炊を食べる」と話してくれました。
東京から来た友達を案内するなら「もつ鍋?水炊き?」という質問をしたところ「女の子だったら水炊き、男性だったらガッツリもつ鍋。もつ鍋はにおいがつきそうだから身だしなみに気を使う女性には水炊きをすすめる」という女性や「もつ鍋の方が味が濃くてガッツリくる感じで印象深く、一方で水炊きは上品なイメージ。物足りないと思われたくないからもつ鍋をすすめる」と様々な意見を聞くことができました。
調べていく中で水炊きやもつ鍋は好きだけどその起源を知らない人が多く、そして意外にも水炊きを食べた事がないという若者が多かったなど驚く結果もありましたが、どちらがいいと言うことではなくどちらもおススメの美味しい鍋だということがあらためて分かった今回の調査結果でした。
東京から来た友達を案内するなら「もつ鍋?水炊き?」という質問をしたところ「女の子だったら水炊き、男性だったらガッツリもつ鍋。もつ鍋はにおいがつきそうだから身だしなみに気を使う女性には水炊きをすすめる」という女性や「もつ鍋の方が味が濃くてガッツリくる感じで印象深く、一方で水炊きは上品なイメージ。物足りないと思われたくないからもつ鍋をすすめる」と様々な意見を聞くことができました。
調べていく中で水炊きやもつ鍋は好きだけどその起源を知らない人が多く、そして意外にも水炊きを食べた事がないという若者が多かったなど驚く結果もありましたが、どちらがいいと言うことではなくどちらもおススメの美味しい鍋だということがあらためて分かった今回の調査結果でした。
〇博多水たき発祥の店 水月/電話番号:(092)531-0031
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