中島理恵のさわやか信州リポート

土曜 9:18
国宝土偶「縄文のビーナス」&「仮面の女神」 ~茅野市

国宝土偶「縄文のビーナス」&「仮面の女神」 ~茅野市

信州=長野県は、「美術館・博物館の数日本一」!(平成30年度社会教育調査統計・文部科学省)
茅野(ちの)市の『尖石縄文考古館』には、館の付近の遺跡から出土した、二つの国宝土偶が展示されています。
これまで、行こうと計画すると「今年はフランスのパリに行ってます」とか「県の歴史館に…」とか「東京に…」とか、結構引っ張りだこで出張も多い、人気者の土偶さんたちなんですよ~。
ついに今回対面が叶い、尖石縄文考古館・学芸員の山科哲(あきら)さんに、いろいろ教えていただきました。
2)「縄文のビーナス」=1986年出土。全部で6つある縄文時代の国宝の第一号です。
作られたのは、今から5000年くらい前。
乳房があること、丸みのあるフォルム、そしてお腹のふくらみから“妊娠している女性”の像であることは間違いありません。
「腕の長さ、高さ、おしりのふくらみ具合、いずれも左右均等でバランスよく作っていて、同じ時代の他の土偶と比べて完成度が高いんです。
おそらく当時も、『あの土偶は素敵な土偶だ』という美術品的感覚を持って大切にしていた可能性があります」と、国宝指定の理由のひとつを山科さんが教えてくれました。
また「縄文のビーナス」は、ほとんど壊れていない状態で発見されたそう。
国内発見の土偶約2万点は、ほとんど壊れて見つかる…というより、壊して埋めていたと推測されるのだとか。
大きさによって、壊す土偶と壊さない土偶と、使い方が違っていたのではないか…ということを考えられる材料になった発見状態も、国宝指定の理由になったそうです。
2)「仮面の女王」…2000年に出土した土偶で、作られたのは4000年程前。
どっしり立派な立ち姿から 「男性?」と感じる人もいるようですが、ふくらんでいるお腹やお股のところの模様描きなどから女性だと推測できます。
逆三角形の仮面をつけていることは、耳の横から後頭部に向かって回され垂れ下がったひも状の造作から推測できます。
仮面の下に鼻の孔っぽい細工も見えますし。
また出土状況から、足の一部を割って、空洞になっている土偶体内に収めてお供えした、当時の儀式のありかたも推測できるようです。
土偶だけでなく、同時に国宝になった土器などと合わせて、縄文文化を満喫してください。
屋外には、縄文式住居を再現した与助尾根遺跡の公園もありますよ。

また、二つの国宝土偶は、JRの駅前にも巨大化して登場しておりました。

□ 茅野市尖石縄文考古館 →
https://www.city.chino.lg.jp/site/togariishi/
□ 茅野観光ナビ →
https://navi.chinotabi.jp/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ 信州まつもと空港地元利用 →
https://www.matsumoto-trip.com/airport-arrival/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

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2022.09.17
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