松本城の東側、松本市役所近くにある「城町文庫 丸の内店」。
ここは、松本市近代遺産(築50年以上のもので、近代の町の歴史を伝えて町の魅力につながるようなもの)に選ばれている建物をリノベーションしたお店です。元は、大正末から昭和初めに建てられた病院で、洋風のような和風のような独特の建物。
城町文庫というから本屋かと思っていたら、バスクチーズケーキ屋、テイクアウトのカフェ、木のペン屋、そして無人販売の本屋の集合店舗。それぞれ、元の薬局、待合室、診療室…を使ってご商売を展開しています。


「城町文庫という名前からして、みなさん『本屋さん?』と思われるが、本屋さんのように気軽に寄っていただきたいという思いがあります。」と、城町文庫を運営している藤木大介さん。本業は行政書士です。城町文庫は本業から派生したのかと思いきや、「法律関係をやってると付き合いがそっちに偏ってたので『これでいいのかなあ?40代、もうちょっと違う人たちとも付き合いたいなあ』と思って全く違う活動をしています。気分転換というか、町のためにやってるので仕事とあまり一緒にしたくないんです」という藤木さん。
でも、城町文庫の運営に、本業の能力は役に立ってるみたいです(笑)。

お店からは松本城の天守が見え、その向こうに北アルプスが見える絶景の場所が丸の内店。松本市役所と日本銀行松本支店のすぐそばです。
ほかに、毎日違うお店に変わっていくをコンセプトに、月の半分はメインのカフェ、それ以外はイベント系、何もなければ無人カフェになる開智店や、カヌレ屋や個人経営の薬局が入った鷹匠店があります。
松本城と旧開智学校という二つの国宝の間を活性していこうという熱い思いが「城町文庫」のベースだそう。出店したり参加したりしている人たちが、町づくりのイベントや取り組みに参加してくれるようになっているそうで、「とてもありがたい」と藤木さん。「出店コストやランニングコストを抑えてチャレンジできる仕組みを整えた城町文庫のような小さな複合店舗を2つの国宝エリアに増やし、出店した人のお店が軌道にのり、その人が地域の空き店舗に拡大移転してもらうと、町がどんどん活性化していく。そして空き家活用問題の解決にもなっていけばいいなと思っています。」と、描く未来図も教えてくれました。
町になじんだ味わいのある古い建物がうまく活かされて残るのも楽しみです。松本の町を歩きながら、松本を愛する人たちの心意気もいっしょに楽しんでください!

□ 城町文庫 →
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