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魔法の素材が舞う~プラスチック大気汚染

2020年第9回
制作:RKB毎日放送
ディレクター:後藤 弘之

「大気中には、目に見えないほど小さなプラスチックが漂っている」
驚くべき実態が最新の研究で明らかになってきた。福岡工業大学の研究チームは、福岡市内と九州の山間部で大気中のマイクロプラスチックを検出。海外の大都市や北極でも、その存在が報告されている。
プラスチックは、自在に形を変え、硬くも柔らかくもできる。しかも、安価だ。そんな“夢の素材”の誕生で、私たちの暮らしは劇的に便利になった。その一方で、世界で使い捨てされるプラスチックの量は、年間3億トン以上に上り、深刻な海洋汚染を引き起こしている。今回、海だけでなく、大気中でも確認されたたマイクロプラスチック。
専門家は、呼吸によって私たちの体内に入り込んでいる可能性を指摘する。一度体内にとりこまれたプラスチックは体外に排出することができないという。健康被害はないのか。
私たちに忍び寄る“夢の素材”’による大気汚染。その実態を、氷の結晶・樹氷の分析によって解き明かそうとする研究者を追った。

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