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見えない貧困 ~子供のために社会ができること~

2019年第2回
制作:MRT宮崎放送
ディレクター:源島 いくみ

県民一人当たりの所得は全国で3番目に低く、離婚率は2番目に高い宮崎県。
中でも、母子家庭の約6割は月収15万円未満で「子どもの貧困」が深刻な状況だが、その実態は外からは掴みづらい。
宮崎市の島田あゆみさん(22・仮名)と、娘のはなちゃん(2・仮名)。
はなちゃんを預ける保育園は見つからず、あゆみさんは無職のため、月々6~7万円の生活保護費を受給。家には、電子レンジやガスコンロはなく、栄養の偏った食生活を送っている。
生活困窮者の自立支援に取り組むNPO法人の野本修二さん(53)は、「このままだと、はなちゃんは児童相談所に預けることになる」と二人の生活を心配するが、あゆみさんは、事の深刻さに気付いていない。
県内では、子どもの貧困対策として、子ども食堂や学習支援教室などが増加。
民間による支援の輪が広がっている。支援者の一人で、貧困家庭で育った富井真紀さん(35)は、「同じ苦しみを味わう子供たちを減らしたい」と語る。
なぜ貧困は繰り返されるのか。子供たちのために社会ができることは何なのか。
貧困の現実に向き合う当事者と支援者に密着した。

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